海外在住の小中学生に適した通信教育は何でしょう？私は第一に「すらら」をおすすめします！
※この記事は2024年2月時点の内容です。お申込みの際は最新情報を公式サイトでご確認ください。
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海外子女向け通信教育の選び方
海外在住のご家庭にとって悩ましいことの１つに、お子さんの教育がありますね。帰国後に日本の学校で困らないように、海外で日本の通信教育を受講して備えをすることができます。
地域によっては塾に通うという選択もあるでしょうが、治安や交通事情が悪い現地では、送り迎えの負担が発生します。その点、家庭で自由に取り組める通信教育なら安心で便利ですね。
では、海外子女向けにはどういう通信教育がおすすめでしょうか？
絶対クリアしておかなければならない項目として、次の2点があります。
１については、言うまでもありませんね。
２の「無学年式」であるかどうかは、海外子女にとって重要ポイントです！
通信教育は、普通、学年毎にカリキュラムが作られています。自分の学年の教科書配列に従って、毎月、決まった時期に決まった学習をします。言わば「学年式」です。
でも、この学年式はそもそも日本の学校に通っていることを想定しているので、海外の現地校で学んでいる小中学生には、当然しっくりきません。週末に日本語補習校に通うとしても、進度やカリキュラムが通信教育とぴったり合うことは、まず無いと言ってよいでしょう。
一方、「無学年式」の通信教育を選べば、自分の学年に関係なく、必要な内容を学習できます。海外にいることで日本の教科書内容が分からなくなってしまったら、小学高学年のお子さんが低学年内容に戻ることもできます。中学生が小学内容からやり直すのもOKです。
また、現地校の算数（数学）が言葉のせいで分からなくて困ったら、無学年式の通信教育で同じ個所を選んで、日本語で予習・復習するといった使い方もできます。
得意科目はどんどん先に進み、帰国後の日本での受験に備えるといった使い方もおすすめです。
とにかく自由度が高いのが無学年式です！
すららが海外子女におすすめ
では、上記２項目を満たしている日本の通信教育はどれなのか、確認しておきましょう。
色々な通信教育がありますが、その中から海外受講または無学年式に対応があるものをピックアップしました。
参考記事 小学生通信教育14社比較⇒
参考記事 小学生タブレット学習通信教育9社比較⇒
参考記事 無学年学習ができる通信教育8社比較⇒
| 通信教育 | 海外受講 | 無学年式 |
|---|---|---|
| すらら | ◎ | ◎ |
| スタディサプリ | × | 〇 |
| Ｚ会 | 〇 | × |
| チャレンジタッチ | × | △ |
| スマイルゼミ | 〇 | △ |
| 名探偵コナンゼミ | ◎ | × |
２つのチェック項目を満たす通信教育はすららだけです！
他の通信教育については次の通りです。
スタディサプリは無学年式のオンライン通信教育として有名です。小学４年～高校３年範囲の全教科の学習ができます。（小学１～３年範囲は国算のドリル学習のみ対応）
けれども海外受講に対応していません。
日本国内の提供を想定してサービス設計がなされているため、海外からご利用いただくことはできません。
スタディサプリ よくあるご質問（個人の方向け）より引用
Ｚ会小学生コース／Ｚ会小学生タブレットコース／Z会中学生向けコースは、どれも海外受講に対応しています。但し、昨今のコロナウィルス感染症や世界情勢不安の影響で、送付物配達の大幅遅延などの問題が発生しているそうです。
また、Z会小学生コース／Z会小学生タブレットコースは、無学年式ではありません。
進研ゼミ・チャレンジタッチはオンライン学習なので便利そうですが、海外受講に対応していません。
＜チャレンジタッチ＞ は、恐れ入りますが海外での取り扱いはございません。
進研ゼミ公式サイト よくあるご質問（ご受講前のかた）より引用
なお、チャレンジタッチには「AI国語算数トレーニング」という、無学年式プログラムが搭載されています。但し、小１～６年の国語・算数のみです。また、メインの学習は教科書に沿った自分の学年範囲のものです。
スマイルゼミは海外での受講は可としていますが、専用タブレットの海外発送はしていません。ですので日本にいる家族や知人を介して、タブレットを受け取る手配をしなければなりません。また、専用タブレットの修理対応や動作保証はしていまん。
なお、スマイルゼミには「コアトレ」という、小１～中３範囲の国語・算数（数学）無学年式プログラムが搭載されています。しかしメインの学習は、教科書に沿った自分の学年範囲のものです。
名探偵コナンゼミ小学１年～６年コースで「PDF版」を利用すれば、海外在住でも受講が可能です。但し、PDF版テキストの印刷を自分で行う必要があります。
また、コナンゼミは無学年式ではありません。自分の学年に沿った内容のみの学習になります。
以上のように、最重要ポイント２点を考えると、海外子女の学習に最もおすすめなのはすららだと言えます。
すららとは？
そもそも、「すらら」って何？というご家庭もあるかと思います。
すららは、PCやタブレットを使って学ぶ、無学年式のオンライン通信教育です。
すららは、進研ゼミやＺ会ほどの知名度はないかもしれませんね。でも実は、海外の日本人学校に採用されているほど、コンテンツの卓越性が認められています。
また日本の教育現場でも、約2,500校の塾や学校がすららを導入しているのだそう。
さらに、すららは数々の賞も受賞しています。
海外でも日本でも用いられていて、数々の受賞歴もある通信教育なので、海外在住のご家庭は安心して利用を検討できますね。
次に、すららが海外在住の小学生におすすめな理由を見ていきましょう。
すららが海外子女におすすめな理由
キャラクター先生との対話型授業
すららのオンライン学習には、人間の講師は出てきません。
代わりに、先生役のアニメキャラクター達が授業を進めていきます。
教科毎に色々な先生キャラクターが登場します。そこには生徒役のキャラクターもいます。先生キャラクターが生徒キャラクターに語りかけ、両者の対話の中で、単元の重要ポイントが確認されて授業が進んでいきます。
このキャラクター達のやりとりがいい！私は実際の講義映像をたくさん視聴しましたが、プロの声優さんによる録音なので、とても聞きやすいです。また授業理解に必要なことを台本通りに話していくので、無駄がなく、明快でわかりやすいです。
海外在住の小中学生の中には、現地生まれであったり、海外生活が長くて、日本語の語彙力が弱いお子さんもいらっしゃるかと思います。そういう小中学生には、日本人講師がずっとしゃべり続ける授業は負担になりかねません。しかしすららなら、キャラクター達が分かりやすい日本語で端的に会話していきます。海外子女にとって、非常に取り組みやすい通信教育だと思います。
ちなみにこのキャラクターたちによる対話式授業には、集中が続きやすいという強みもあります。発達障害のあるお子さんにおすすめであるほど、優れた点です。
参考記事 【すらら】タブレット・PC学習の評判検証！発達障害の小中学生に良い？
視覚的に理解しやすい
すららでの学習は、「見て分かる」ことにも重点が置かれています。
海外在住にあたって、日本語で書かれた参考書やワークを用意されるご家庭もあるかと思います。それでうまくいけばよいですが、文字ばかりのテキストは、日本語の語彙が不足しているお子さんにとっては、重荷になりかねません。
一方、すららの学習は視覚に訴えてくれます。文字をたくさん読まなくても、見ただけで分かりやすいように工夫されています。
この点でも、すららは海外子女にとって取り組みやすい通信教育と言えます。
各人に最適な学習設計
すららには「ラーニングデザイナー」という学習設計ツールが備わっています。
海外にいても、日本の教科書の順序通りに学習させたいご家庭もあることでしょう。日本に帰国するまでに、少なくとも教科書内容を一通り終わらせたいと考えるご家庭は多いのではないでしょうか。
そのような日本の学習指導要領に沿った学習のためにも、このラーニングデザイナーが役立ちます。
すららは無学年式なので、最初から膨大な学習コンテンツが提供されています。「何から始めたらいいか」と迷う小中学生もいることでしょう。
しかしラーニングデザイナーを使えば、お持ちの教科書単元を反映させた、具体的な学習スケジュールを組み立てることができるのです。
またこのラーニングデザイナーで、つまずいている特定の単元から学び直したり、すでに分かっている単元はスキップするなど、お子さんに最適な学習スケジュールを組み立てることができます。
海外在住が原因で、苦手科目や分からない単元ができてしまうのは当然のことです。でもすららなら、それを克服するための学習設計が可能です。
テスト機能でやるべき学習が明確化
すららには「学力診断テスト機能」（小４～高３対象）や、小テスト機能があります。テストを受けることで、何が苦手なのかが明確になります。
でもここで厄介なことが１つ。苦手克服のためにどこまで戻ってやり直せばよいのかを自分で判断するのは、なかなか難しいのです！
しかしすららのテストなら、苦手部分を克服するために必要な学習単元がすぐに提示されます。膨大な学習コンテンツの中から、何に取り組めば穴を埋められるかが示されますよ。
帰国準備にも役立つ「すららコーチ」
すららに入会すると「すららコーチ」のサポートを受けることができます。
すららコーチは日本全国にいます。そのため、帰国後に住む予定の地域の学校状況や受験情報を相談することもできます。
海外在住のお子さんの学習にも、親御さんの情報集めにも、すららコーチをうまく使うとよいと思います。
すららは海外で継続しやすい？
海外子女の学習にすららは役立ちます。でも継続できなければ意味がありませんね。
すららは継続しやすいかどうかについて、見ていきましょう。
ネット環境さえあればOK
すららの学習にはパソコンかタブレットで取り組みます。専用タブレットを使う通信教育ではないので、万が一端末に不具合が生じたとしても、現地で買い替えるなどすれば対応できます。
また、すららコーチとのやり取りはメールやLINEなどを介して行います。日本から遠く離れていても、日本にいるのと変わらないサービスを受けることができます。
ゲーム感覚で取り組める
すららには、お子さんが楽しく学習を続けられる工夫があります。その１つが「アチーブエッグ機能」。勉強して目標達成する度にポイントをゲットして、卵を育てていくというもの。
卵が育って割れると、中からアバターが出現します。たくさん卵を育てるとレアなアバターを獲得できたりと、お楽しみが多いです。逆に勉強しないでいると、卵が死んでしまい、なんとお墓が建てられてしまいます！
獲得したアバターや、ポイントで得た他のアイテムを使って、「マイページ」をカスタマイズして楽しみます。
このように、すららはゲーム感覚で学習を継続できるように設計されています。
プレゼントがもらえるイベント
すららには、お子さんがプレゼントがもらえるイベントもあります！
スタートアップイベント
すららには、入会から３ヵ月間のやる気を引き出すための「スタートアップイベント」があります。
学習達成度（ユニットクリア数）に応じて、最大でAmazonギフト券5,000円分がプレゼントされます。
すららクエスト
入会して4ヵ月目以降には、「すららクエスト」に参加できます。
指定されたクエスト内容をクリアしてコインを集めると、コイン数に応じたプレゼントと交換できます。
海外受講の場合のすららの料金
すららを海外で受講する場合、消費税が発生しない代わりに手数料10％がかかります。つまり、日本で受講する場合と、合計金額は変わりません。
すららは、学習したい範囲や教科によって、【小中コース／中高コース／小学コース】【３教科／４教科／５教科】の中からお好みのコースを選べるようになっています。また、支払い方法を【毎月払い／4ヵ月継続】から選べます。
なお、英語は、日本の学習指導要領の中１～の内容です。英語圏に在住していてリスニングやスピーキングはできるが、文法が曖昧になっている小中学生もいることでしょう。そういうお子さんには、すららを使って日本語の解説で英語を学び直すのもおすすめです。すららの英語は、文法をガッツリ教えてくれますよ。
関連記事 【すらら中学英語口コミ】評判通りおすすめか？家庭教師が学習検証！
すららの利用料金は次の通りです。
すらら利用料金（税込）
| コース | 毎月払い | 4ヵ月継続 | 入会金 |
|---|---|---|---|
| 小中3教科 （国数英） | 8,800円 | 8,228円 | 11,000円 |
| 小学4教科 （国数理社） | 8,800円 | 8,228円 | 11,000円 |
| 小中5教科 （国数理社英） | 10,978円 | 10,428円 | 7,700円 |
| 中高3教科 （国数英） | 8,800円 | 8,228円 | 11,000円 |
| 中高5教科 （国数理社英） | 10,978円 | 10,428円 | 7,700円 |
すららの料金で嬉しいのは、入会月については日割り計算してくれること。月末に入会したとしても、まるまる１ヵ月支払って損するようなことはありません。これはかなり良心的です！
海外子女の学習に、すららはおすすめです！
元中学校教師で現在プロ家庭教師。家庭教師という職業柄、ご家庭からお子さんの家庭学習について相談を受けることが多い。そこで、様々な最新の通信教材を実際に手にしたり自分で受講して精査し、ご家庭にアドバイス。その教材研究や経験に基づいて、この記事を執筆しました。
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