「まるぐランド for HOME」と「天神」はどちらが発達障害やグレーゾーンの小学生におすすめでしょうか。2社を徹底比較します。(2024年12月現在の情報です)
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まるぐランドと天神比較
発達障害やグレーゾーンの小学生向けタブレット学習 まるぐランド for HOME がベネッセにより開発されました。発達障害の小学生をサポートする教材には 天神 もあります。そこでこの記事では、まるぐランドと天神はどう違うのか、どちらがおすすめか、徹底比較します。
まずは概要を表にまとめました。
比較ポイント | まるぐランド | 天神・小学生版 |
---|---|---|
対象学年 | 小1~6 | 小1~6 |
学習スタイル | タブレット学習 + オンライン個別指導 | PCで学習 (オフライン) |
最低受講期間 | 1ヶ月 | 教材買取式 |
使用端末 | iPad PCも可 | PC (タッチパネル可) |
学習内容 | 読み書き・漢字 (小1~6レベル) | 教科書準拠 購入教科1学年分 |
発達特性診断 | あり | なし |
特性に応じた出題 | あり | なし |
カウンセリング | あり | なし |
無料体験 | 個別指導のみあり | あり |
海外受講 | 要相談 | 可 |
ZZB007
まるぐランドと天神を発達障害対応で比較
発達障害やグレーゾーンの小学生が抱えやすい問題に焦点を当てて、まるぐランドと天神を比較していきましょう。
読み書き困難
発達障害と一口に言っても、どういう苦手を抱えているのか、お子さんによって異なります。保護者の方でさえ分からないことも。
読み書きの困難さについても様々。例えば読むことについては、文字と音を結びつけることや、意味のまとまりごとに文字を認識することが苦手だったりします。また書くことについては、聞いたことを文字に変換することや、見たことを覚えることや、見た通りに書き写すことが苦手だったりします。
そのようなお子さんによって異なる発達障害の傾向について、まるぐランドでは入会直後に端末上でチェックテストをしてくれます。
認知特性チェックテストの例 ↓
読み書きチェックテストの例 ↓
そしてチェックテストによりそれぞれの小学生が抱える苦手を判別し、それを克服するためのレッスンがタブレットに優先的に表示されるのです。
例えば、聞いたことを記憶するのが苦手だとわかった小学生には、次のようなレッスンが優先的に出題されます。これは、視覚記憶の得意を活かして漢字を覚えられるようにする方法です。
一方、見たことを覚えるのが苦手だとわかった小学生には、次のようなレッスンがおすすめ表示されます。
このように、まるぐランドは発達障害による読み書きの苦手を特定し、それぞれのお子さんに最適なレッスンが優先的に表示されるようになっています。これは、発達障害の小学生のために開発された、まるぐランドならではの強みと言えるでしょう。
さらにまるぐランドは、発達障害の小学生のためにきめ細やかに端末を設定することができます。
例えば読むことが苦手な小学生のために、問題文の表示について、次の3つから選べるようになっています。
教科書は小学2年の途中まで、意味のまとまり毎にスペースがある方式(左側)で書かれているのだそう。つまり定型発達の場合、2年生からスペースなしで読めるのが当然ということですね。でも発達障害があるとそうはいかない場合も。また中には「/」で区切られている(右側)と読みやすいお子さんもいます。
また、漢字について、ふりがなのあり・なしを選べたり、文章の読み上げ音のあり・なしを選んだりすることもできます。
一方天神は、発達障害の小学生だけでなく、どんな小学生でも使うことができる教材です。けれども読むことが苦手な小学生のために、問題文の読み上げ機能オプションがついています。読み上げている部分はハイライト表示され、目で追いやすくなっています。
読み上げてもらえば1人で取り組める小学生は、読み上げオプションを利用するとよいでしょう。
また天神の学習は「レクチャー」から始まります。先生役キャラクターが生徒役キャラクターに説明するという形式で進みます。
このレクチャーの再生スピードを、5段階から選べるようになっています。
文章を読み上げてもらうだけでなく、スピードも好みに合わせて選べるようになっているのが便利です。
気分のムラ
発達障害があると、気分のムラが激しい場合があります。
このような気持ちの浮き沈みについても、まるぐランドは丁寧に対応しています。
まずタブレット学習を始める際に、お子さん本人にどの程度勉強したいか聞いてくれます。
「がんばりモード」では、お子さんが苦手な問題中心に出題されます。「ゆっくりモード」では、苦手な問題はそれほど出題されません。
また、どちらのモードでも、出題される問題数をお子さんが増やしたり減らしたりできます。
このようにまるぐランドでは、学習者本人の気持ちを大切にして、自分で難易度や量を決められるようになっています。
また解答を間違えた際のマークや音についても、まるぐランドでは、お子さんが好みによって3種類もの中から選べるようになっています。
注目したいのは、「マークなし」や「音なし」も選べること。これは、発達障害の症状の1つに、ささいな刺激で機嫌を損ねてしまうこともあるからだそう。
このようにまるぐランドでは、発達障害による気分の不安定さについても対応してくれています。
一方、天神でも、気分のムラにある程度対応できます。
例えば、やる気があまりない日の場合、後半の練習問題は解かずに、導入部分のアニメレクチャーを視聴するだけでも学習が成立します。
また不正解の時は、お子さんをイヤな気分にさせる「ブー」などの不快な音は鳴りません。代わりに「およよ?」などと可愛らしく指摘してくれます。
集中力
集中が続かないというのも、発達障害でよくみられることですね。
まるぐランドの学習は1日10分。何年生でも10分です。10分だけなら何とかなりそうと感じるご家庭が多いのではないでしょうか。
また、まるぐランドでは学習して集めたチケットでゲームができるのですが、このゲームがどれも集中力を養うものになっています。様々な認知機能トレーニングアプリを生み出しているレデックス社との共同開発によるものです。
一方、天神もお子さんが集中して取り組めることに注力しています。
天神の問題はすべて一問一答式。正解するごとに「やった~!」「正解!」などとほめてくれます。サクサク展開するので、集中が途切れにくくなっています。
また、天神はデジタル教材でありながら、インターネット接続は不要です。オンライン学習だと、お子さんがついついYouTubeなどを見てしまい、勉強に集中しないという心配があります。けれども天神なら、PCをネットに接続しないように設定しておきさえすれば、そのような心配は無用です。
自己肯定感
発達障害があると、学校では怠けているなどと誤解されたり先生から注意を受けたりして、自己肯定感が低い場合があります。
まるぐランドでは、日常のタブレット学習に加えて、講師と1対1のオンライン個別指導が月2回または4回あります。この個別指導でまるぐランドが注力していることの1つは、受講者の自己肯定感のアップです。
講師は、お子さんが間違えても決して「間違い」とは指摘しません。その代わりに「そこはこうやって考えてみようか」「こうしたらどうなるかな?」などと、うまく正解に導いてくれるのだそう。そしてお子さんに「できた!」と自信をつけさせてくれるのです。オンライン個別指導が、お子さんの成功体験となっていきます。
一方、天神では個別指導はありません。ですが、一問一答式の練習問題がたっぷりあります。
そして問題に正解する度に、「天才!」「やった~、正解!」「すごい!」などと褒めてくれます。また不正解の時には「ブー」などの不快な音で、お子さんの自己肯定感を下げるようなことはしません。「およよ?」などと優しく指摘してくれます。
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まるぐランドと天神を学習内容で比較
まるぐランドと天神の学習内容を比較しましょう。どちらが発達障害の小学生に適しているのでしょうか?
発達障害があるために、学習に困難さを抱えてしまうケースは多いと言われています。教室や塾などの集団では勉強しにくくて、お困りのご家庭もあることでしょう。
一方で、発達障害があっても学力が高い小学生もたくさんいます。好きなことはとことんやるという傾向から、特定の教科が得意というケースもあります。
というわけで、個々の必要に応じて、自分の苦手を克服できたり、家庭にいながらも教科書の学習ができたり、得意な教科をさらに伸ばしたりできる環境を備えてあげたいです。
まるぐランドでは、小1~6年レベルの「読み書き」を学習します。つまり国語ということになりますが、教科書に沿った学習ではありません。発達障害による苦手を克服し、すべての学習の土台である「読み書き」の力を育む内容になっています。
なお、漢字については、小1~6年の配当漢字に取り組めるようになっています。タブレットの設定画面で、漢字学習をしたい学年を選べます。自分の学年に関係なく、取り組みたい学年の漢字学習が可能なので、戻り学習も先取りも好きなだけできます。
また、漢字の正誤判定の厳しさを「やさしい・ふつう・しっかり」の3つから選べます。
「とめ・はね・はらい」まで気をつけたいご家庭は、「しっかり」を選ぶとよいでしょう。逆に、不正解と判定されると機嫌が悪くなりがちのお子さんは「やさしい」を選んでおけば安心ですね。
なお、まるぐランドの漢字学習はとてもユニークです。視覚記憶が弱い小学生のために一部を隠して部分に集中して覚える方法(左)や、聴覚記憶が弱い小学生のために視覚記憶の得意を活かして絵とセットで覚える方法(右)などが提供されます。
このように発達障害による苦手を克服し、まずは学習の土台である読み書きを強化したいというご家庭に、まるぐランドはおすすめです。
なお、まるぐランドのホーム画面には「さんすう(準備中)」とあるので、将来的には算数の学習も配信されるようです。
一方、天神は徹底した教科書準拠教材です。天神の学習画面には、学校で使用している教科書のページや教科書の単元名などが表示されます。ですので、教科書にぴったり沿って学習できます。
天神を使えば、集団では勉強しにくいお子さんでも、家庭でしっかり学習することが可能です。
天神では、希望する学年の希望する教科について、1年分のコンテンツを買い取って取り組みます。例えば、苦手教科については自分より下の学年の、得意教科については自分より上の学年のコンテンツを1年分購入するのもOKです。
もちろん自分の学年のコンテンツを購入し、学校の進度に合わせて取り組むのもおすすめです。学校の授業より少し先に進んでおくことで、授業に余裕をもって臨むことができるようにもなります。
天神には教科書を超えた応用問題もあります。得意をさらに伸ばすことが可能です。
つまり天神では、自分の状況に合わせた取り組みができます。戻り学習も、先取り学習も、ちょっと予習することも、応用問題にチャレンジすることも、自由自在です。1年分をまるまる買い取るので、教科書の最初から終わりまで、どの部分でも好きなときにできるのが、天神の強みです。
というわけで、教科書に沿った学習をしたい、自分の得意・不得意に合わせて戻り学習や先取り学習をしたい、学校の授業についていけるような取り組みをしたい、得意をさらに伸ばしたいというご家庭に、天神はおすすめです。
まるぐランドと天神を保護者サポートで比較
まるぐランドと天神ではどちらが保護者サポートが手厚いでしょうか?
まるぐランドは、次の3つを通して保護者をサポートしてくれます。
入会直後と年に2回、保護者対象のカウンセリングが実施されます。カウンセリングをしてくれるのは、公認心理士などの発達の専門家です。保護者の方は、お子さんについての不安などをじっくり相談できます。
このカウンセリングは、オンライン個別指導の最適化にもつながります。保護者の方から聞いたお子さんの様子を踏まえて、それぞれのお子さんに最適なカリキュラムが作成され、オンライン個別指導がなされるようになっているのです。
そしてオンライン個別指導(コースにより月2回または4回)直後にも、講師から保護者の方に指導状況の報告があります。お子さんの状況や今後の学習方針などを知ることができます。
さらに普段のタブレット学習について、保護者の方はスマホで確認することができます。
お子さんとメッセージのやりとりもできますよ。
一方、天神ではカウンセリングは実施されていません。ですが、教材内容や使い方などわからないことが出てきたら、サポートセンターの正社員の方に電話で相談することが可能です。
私自身、教材について何度か電話で問い合わせたことがあるのですが、毎回丁寧に教えていただいて、スッキリしました。何より嬉しいのは、電話がすぐにつながるということ!
また、お子さんが学習に使用しているPC上で、学習状況について詳細な記録をいつでも見ることが可能です。
まるぐランドと天神を料金で比較
最後に気になる料金について比較しておきましょう。
まるぐランド・天神 料金(税込)
まるぐランド | 天神 |
---|---|
19,800円/月(個別指導 月2回コース) 29,800円/月(個別指導 月4回コース) | 52,800円(国語1学年分の場合) ※最新料金は資料請求でご確認ください |
上記は、まるぐランドの場合、月々の受講料です。
一方、天神はコンテンツをUSBで買い取る形で受講します。上記の天神料金は、1教科1学年分の購入金額例です。天神の料金は公式サイトには書かれていません。資料請求後に送られてくる資料の中に料金表も掲載されているので、そこで詳細を知ることができます。
まるぐランドは月々の受講料。天神は1教科1学年分の金額なので一概に比較できませんが、まるぐランド(オンライン個別指導 月2回コース)を12ヶ月間受講したとすると総額で237,600円。天神1学年分を1年間使う場合と比べると、まるぐランドの方が高いことになりますね。
ただし、まるぐランドは1ヶ月から受講できます。受講開始後に満足いかなくなったら、いつでも解約OKです。一方、天神はまるまる1学年分(4月~3月の教科書内容)を購入する以外に方法がありません。もしも途中で満足いかなくなっても、返金はしてもらえないので注意が必要です。
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まるぐランドと天神の比較まとめ
まるぐランドと天神を比較してきました。結局のところ、どちらが発達障害の小学生におすすめなのでしょう。次のようにまとめることができると思います。
まるぐランドについては、オンライン個別指導の体験をするといっそう詳しく知ることができます。
当日の流れ(最大70分)
- STEP1事前ヒアリング(約15分)
事前アンケート内容をもとに、相談員がお子さんについてヒアリング
- STEP2オンライン ミニ体験授業(約15分)
お子さんの特性や苦手に合わせて、読み書きスキルをトレーニング
- STEP3体験授業の報告(約10分)
お子さんの様子を踏まえて、今後の学習に役立つワンポイントアドバイス
- STEP4サービスの案内・相談(最大30分)
サービスについて相談員に直接質問できます
- STEP5お子さん専用アドバイスシートをプレゼント
お子さんの特性に合った読み書き指導のアドバイスが、ご登録のメールアドレス宛に送られます
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天神についてさらに詳しく知るには、無料体験をしてください。無料体験では全学年・全教科のコンテンツがインストールされたパソコンが送付され、すべてお試しできます。
パソコンはタッチパネル式を選ぶこともできるので、パソコン操作に慣れていないお子さんでも、取り組みやすくなっています。無料体験後はパソコンを着払いで返送するので、完全に無料です。
無料体験をするには、まずは資料請求をしてください。資料請求をすると無料体験の案内が同封され、それを見てオンラインで体験申込ができるようになっています。
資料請求をすると公式サイトには記載がない料金についても詳細がわかり、スッキリします!
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