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おすすめ小学英語ワークブック【陰山メソッド英語プリント】口コミ!

陰山メソッド 徹底反復英語プリント口コミ 英語
菜の花子
菜の花子

この記事では「陰山メソッド 徹底反復 英語プリント」を詳しく紹介します。小学英語の学習や中学英語の準備をどうすればよいかと心配な方は、ぜひ参考にしてください!

小学英語は「楽しむ」から「身につける」へ

英語学習

小学校で2020年に英語が教科化されて以来、子どもの英語力は向上したのでしょうか? SNSなどでは、「中1で英語につまずき、授業についていけない」「中学入学時点での英語力の差が激しい」などの、ご家庭や先生方の口コミをよく見かけます。どうやら小学英語は、うまく機能していないようです。

小学英語は単語数が多く、難易度も高いです。初めて小学校の英語教科書を見た時、私は衝撃を受けました。

小学英語の学習単語は600~700語。以前は中学で丁寧に教えられていた重要単語がびっしりです。それらが、今の中学教科書では「小学校で学習済み」となっています。教員にもよりますが、重要語なのにも関わらず、中学の授業内で強調されずに流されてしまうのです。

また小学英語の文法も高度です。英語学習では be動詞と一般動詞の使い分けが基本中の基本です。初段階から丁寧に指導したい事柄ですが、小学英語では、be動詞と一般動詞が混在して出てきます。be動詞/一般動詞の過去形も習います。中2で学習する want to ~ や want to be ~ も出てきます。

これらの単語や文法は「知っているもの」「使いこなせるもの」として、中学英語はスタートします。つまり、小学英語をしっかり身につけておかないと、中1の最初からつまずく羽目になる恐れがあります。

小学校での英語学習には「英語に慣れ親しむ」目的があることでしょう。「英語は楽しい」と思ってもらおうと、多くの先生方が尽力されていることと思います。

しかしながら、中学英語につまづかないためには、小学校で英語を「楽しむ」だけでは不十分です。教科書に出ていることを「身につける」必要があります。

ではどうやったら身につくか? 安心してください! 家庭で手軽に取り組むことができます!

菜の花子
菜の花子

1冊で小学英語を完璧にできる「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」について吟味しました。わかったを口コミしていきますね。

「陰山メソッド徹底反復英語プリント」を口コミ

徹底反復 英語プリント
  • 対象:小学校3~6年
  • 3レベル構成
    ・Level A(小3~5年レベル)
    ・Level B(小5~6年レベル)
    ・Level C(小6以上レベル)
  • 音声QRコードつき
  • 著者:陰山英男
  • 発行:小学館
  • 定価:2,100円+税

1冊でOK

「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」は「プリント」という名前がついていますが、実際は1冊のワークブックです。

アルファベットの練習から始まり、中学レベルの長文読解で終わります。つまり1冊で小学英語を完璧にして、中学英語に確実に備えられるようになっています。

小学生がわかりやすい巧みな言葉選び

「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」に目を通して私が驚いたのは、小学生が自分で読んで理解できるように、丁寧に言葉が選び抜かれているということ。

英語学習に重要なフォニックスや文法の解説も、あえて専門用語を使わず、小学生がわかりやすいように書かれています。これは嬉しい! 学習する小学生だけでなく、お子さんの学習をサポートしたい親御さんの助けにもなるはずです。親御さんが読んだら「こういう言い方で教えてあげればよいのか!」と、きっと参考になると思います。

わかりやすいフォニックスあり

フォニックス

「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」は、本格的な学習に入る前に、「きほんのレッスン」としてフォニックスを学習します。

フォニックスとは、英語の文字と音の関係のことです。フォニックスのルールを知っていると、初見の単語でも発音できたり、発音からスペルを想像できたりするようになります。ですから英語学習の初段階でフォニックスルールを身につけておくことは、非常に重要です。

そのように重要なフォニックスですが、小学校や中学校でどれほど指導されているかは定かではありません。フォニックス指導が好きだったり得意だったりする先生は、そう多くないと思います。

英語は「読める(発音できる)」ことが重要です。読めないと、書けないからです。でもフォニックスが身についていないせいで、英語を読めない中学生がどれほど多いことか!そしてその結果、単語を覚えられずにたちまちつまずいてしまう中学生がどれほどいることか!

それでは「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」はどうでしょうか? 本書を開いた時、最初の方でフォニックスにページがしっかり割かれているのを見て、私はホッとしました。英語学習に重要な点をしっかりおさえていることが、最初から伺えます。

さて、上で本書では小学生がわかりやすい言葉が使われていることに触れました。フォニックスの学習ページもまさにそうです。

例えば、短母音 a i u e o の説明です。各音に 「あ+え」「い」「あ(う)」「え」「あ+お」と振り仮名をつけつつも、それを「ローマ字っぽい英語の読み方」と説明しています。

「ローマ字っぽい」と言うのは, ローマ字の発音と少しちがう発音だからです。

陰山メソッド徹底反復英語プリント」より引用

正確には発音記号 [æ] [i] [ʌ] [e] [ɔ] で記す必要がありますが、それでは小学生にはハードルが高すぎます。そこで、小学生が押さえておくべき最低限のポイント(ローマ字読みと似ているが、少し違う)のみが書かれているのですね。

さらに本書のフォニックスは、このような基本の短母音の発音から始まり、「マジックe」(語尾にeがつくと直前の母音がアルファベット読みになる。cut → cute など)も扱っています。二重子音、F/V、R/L、無声 GH/有音GH、無声TH/有音TH など、学習の初段階のうちに知っておきたいこともカバーしています。

そしてここでも、小学生がわかりやすい言葉が使われているのです。たとえば R/L の音の違いで、R を「舌を丸めた音の『ラ』」、L を「らりるれろっぽい『ラ』」と 、平易にまとめてくれています。単語にはカナがふられているのですが「本当はかたかなにできません」の注意書きつきです。そして「QRコードから正しい発音を聞いて、覚える」ように促してくれています。

これらの説明は、英語学習を助けてあげたい親御さんが、どういう言葉なら小学生にスッと入るかを知るためにも役立つことでしょう。

本書を手にとって、親子でフォニックスを学習するのもよいと思います。

文法を色で説明

色で文法を説明

小学校の英語授業では、文法の説明や理解なしに、英語で会話する活動中心に進められているようです。英語に親しむのは結構ですが、なんとなくわかったつもりでいるだけでは、中学英語でつまずいてしまいます。

そのせいか、英文は「主語+動詞(+その他)」で組み立てられる、という超基本なことさえわからず、英文を正しく作れない中学生が少なくないのです。

そのようなつまずきから守るためなのでしょう。「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」には、小学生が文法を意識できる素晴らしい工夫が施されています。なんと、例文中の各語が、【主語/動詞/目的語・補語 】で色分けされているのです。

「人(主語)」→オレンジ色
「=の働き(be動詞)」「動き(動詞)」→ピンク色
「その他(目的語や補語)」→水色

こういった具合に、例文中の各単語の背景が色分けされいています。また、疑問文を作る際の先頭の Are や Do には、別の色があてがわれています。

さらに、本書は小学生が学んだことを確認したり書いて練習する「テスト」つきですが、その部分も色分けされています。つまり、小学生は、色を手掛かりに空欄を埋めることができるのです。

このように、「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」は、小学生が自然と文の仕組み(文法)を意識できる仕掛けになっています。

中学まで役立つ単語集

英語学習

「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」では、小学生のうちに覚えておきたい約600語が収録されています。嬉しいのは、品詞別や種類別にまとめられていることです。しかも、中学まで役に立つよう配慮されています。

英単語は、関連する語をまとめて覚えるのが効率的です。また「動詞」「名詞」「形容詞」など品詞を意識することが、正しく単語を覚えて、正しい英文を作ることにつながります。

先に述べたように、小学英語教科書に出てきた単語は中学では「既習」のものとして扱われます。よほど丁寧に教えてくれる先生でないと、「すでに分かっているもの」とみなされ、強調されないまま放置されてしまうのです。

ですので、中学英語でつまずかないためには、小学英語教科書に出てくる単語を、読めたり書けたりできるようにしておきたいです。

さて、そのように重要な小学英単語なのですが、厄介な面もあります。実は、扱っている単語に偏りがあるのです。例えば大切な人称代名詞。一般的に、I/you/we は習うのに、he/she は習いません。my/your は習うのに、his/her/our は習いません。中学校の教員からしてみれば、「どうせ小学校で教えるなら、きちんと教えてほしい」 と言いたいところかもしれません。

そこで「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」が役立ちます。LevelCの単語集には「小学校~中学校までの単語」という小見出しがつけられています。そして、小学英語教科書に出てくる単語はもちろんのこと、中学入学後に役立つ重要語がリストアップされているのです。人称代名詞、気持ちや天気を表す形容詞、重要動詞、疑問詞、数字や教科名などが、しっかりカバーされています。

英文の要となる一般動詞については、フォニックスの学びを活かして、母音の発音ごとに分けられています。私は英語を長く教えいますが、このことは思いつかなかった!このページのためだけでも、本書を購入する価値があると感じました。すでにつまずいてしまっている中学生にも役立つと思います。

中学まで役立つ27の基本文

小学生学習

「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」には、暗記するべき27の基本文が掲載されています。この27の文は、超基本の “I am ~.” から始まり、中1で習う「3単現のS」や未来形、中2で習う現在完了形までもカバーしています。

しかも、各語が、上で説明したように、文中の働きによって色分けされています。むやみに丸暗記するのでなく、文法を理解しつつ、覚えられるようになっているのです。

つまり、たった27の文ですが、これを覚えておくことで、中学英語の重要表現まで身につけることができます。27の英文を覚えておけば、中学英語でつまずくことはないはずです。すでにつまずいてしまっている中学生にも、ぜひ活用してほしいコーナーです。

陰山メソッドでレベルアップ

up

本書の著者は、「百マス計算」を日本中に広めた陰山英男先生です。百マス計算の徹底反復は、たとえ低学力の小学生であっても、計算能力を格段に上昇させられることで知られています。

この百マス計算からもわかるように、「陰山メソッド」は(私の理解では)、基礎基本を徹底させ、圧倒的レベルに引き上げていくというものです。基礎基本を徹底させていく過程で、高度な集中力が身についていき、学習が高速化されていきます。つまり、難しく感じられる英語でも、効率的にどんどん覚えられるようになっていくことを、陰山氏は狙っているのだと思います。

「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」では、まず「聞く→読む」学習から始めます。QRコードを読み取って、ネイティブ発音のお手本を聞きます。そして発音を真似て、暗記してしまうくらい英文を音読します。

次は「書く」学習です。音読しながら単語をなぞったり、空欄の中に単語を書いたりしていきます。「聞く→読む」で覚えたことを確認していく作業です。

最後は「答える」学習です。「テスト」コーナーで、「書く」で練習したことが身についているかを確かめていくのです。

小学校でも5、6年生で「読む」「書く」学習をすることにはなっています。しかし、どの程度指導されるか、身につくまで徹底されるかは、定かではありません。

「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」なら、アルファベットから始まり、中学生まで使える重要単語や重要表現がカバーされています。

たとえ学校での指導が十分でなくても、しっかり確実に身につくまで、家庭で取り組むことができます集中して取り組むことで、学習が高速化され、効率よく覚えられていくことも期待できます!

「陰山メソッド徹底反復英語プリント」口コミまとめ

菜の花子
菜の花子

「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」のメリットをまとめておきましょう

陰山メソッド
徹底反復 英語プリント
  • 1冊で中学英語に備えられる。
  • 小学生が理解しやすい言葉が選び抜かれている。
  • フォニックスあり。
  • お手本を聞きながら、読んだり、書いたりの練習ができる。
  • 文法を自然と意識できる。
  • 文法の学習が、中学英語の備えになる。
  • 単語が品詞や種類別にまとめられていて、覚えやすい。
  • 中学英語で役立つ27の基本文を暗唱できる。
  • 効率的に英語を身につけることができる。

英語の重要さについて異を唱える保護者の方は、めったにおられないことでしょう。しかしながら「どうやったら身につくのか」に明確な答えを持っている方は多くはないはずです。

近年、児童向け英語教室はとても人気のようですね。しかし英語教室に通ったおかげで英語が得意になった中学生を、私はほとんど知りません。習い事として週に1回英語に触れるくらいでは、しっかり身につけるのはなかなか難しいのが現実のようです。

「陰山メソッド 徹底反復英語プリント」を吟味してみて、中学英語にしっかり備えるために必要なことが網羅されていると、私は感じました。

本書は小学3年生から使うことができます。英語が苦手な中学生にもおすすめです。「家庭でしっかり英語を学びたい」「中学英語につまずきたくない」「小学英語から挽回したい」という小学生~中学生に、心からおすすめします!

著者情報
菜の花子
菜の花子

元中学校英語教師で現在プロ家庭教師。児童英会話教室講師の経験もあり。家庭では、我が子がお腹にいる時から英語で語りかけ、おうち英語を実践。その結果、もう成人している我が子はネイティブスピーカーとまあまあ充分に英語でコミュニケーションをとれるほどに。自分の経験から、英語力を伸ばすには家庭での働きかけがいかに重要かが分かっているので、親御さんが取り入れられそうな様々な教材を自分で試し、精査中。

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