
算数の先取り学習で知られているRISU算数に、中学数学を先取り学習できる「数学コース」がリリースされました! 実際に数学コースを試してみたので、わかったことを口コミしていきますね。
RISU数学コースで中学数学先取り学習
RISU算数は、小学1年~6年生範囲の算数を、自分の学年に関係なく学習できるタブレット教材。算数が苦手な小学生の戻り学習や復習としてもおすすめですが、算数が得意になりたい小学生や中学受験などのためにどんどん先取りしたい小学生に人気の学習ツールです。

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そのRISU算数に、2025年春に追加されたのが「数学コース」。同じ専用タブレットで、中学数学3年分の学習もできるようになりました!

実は、RISUにはこれまでも「中学数学基礎ステージ」がありました。そこでは中学数学の基礎(正負の数から連立方程式まで)を学ぶことができました。
新リリースの「数学コース」は「中学数学基礎ステージ」に取って代わるもの。中学数学の基礎だけでなく、一部の高校内容も含めて、中学数学3年分の全範囲を先取り学習することができます。
小学生が先取り学習として使うのはもちろんのこと、中学生が利用するのもおすすめです。
RISU数学コースでの中学数学先取り方法
RISU数学コースは、中学数学の基本を学ぶ「数学Basic」で始まります。マップを順にクリアしながら進むというゲーム感覚さは、RISU算数と同じです。
数学Basicは、中学数学の全分野につながる基礎の学習です。数学は複数の分野に分かれていますが、どの分野を学ぶにしても最重要な土台を、ここで身に付けるのです。数学Basicをしっかりクリアしておくことで、この先つまづかず、言わば数学の基礎体力がつけられるようになっています。

ステージ | ステージ名 | 相当学年 |
---|---|---|
1 | 正負の数 | 中1 |
2 | 正負の数のたし算・ひき算① | 中1 |
3 | 正負の数のたし算・ひき算② | 中1 |
4 | 正負の数のかけ算 | 中1 |
5 | 正負の数のわり算 | 中1 |
6 | 累乗ってなんだろう | 中1 |
7 | 正負の数の四則計算 | 中1 |
8 | 2重・3重カッコの計算 | 中1 |
9 | 正負の数 まとめ | 中1 |
10 | 累乗と素因数分解 | 中1 |
11 | 平方根の基礎 | 中3 |
12 | 平方根の計算 | 中3 |
13 | 有理数と無理数 | 中3 |
そして「数学Basic」をクリアすると、3つのマップ「代数」「幾何」「統計」が開放されます。

この3つのマップは、お子さんの好みで選択して取り組むことができます。例えば「代数」だけ、「幾何」だけ、というように、小学生が自分の好きな分野を深堀りしていけるようになっているのです。



ステージ | ステージ名 | 相当学年 |
---|---|---|
1 | 文字式① 文字式って? | 中1 |
2 | 文字式② 四則計算 | 中1 |
3 | 文字式③ 応用の練習 | 中1 |
4 | 1次方程式① 方程式って? | 中1 |
5 | 1次方程式② 解を出そう! | 中1 |
6 | 1次方程式③ 計算練習 | 中1 |
7 | 1次方程式④ 計算の工夫 | 中1 |
8 | 1次方程式⑤ 文章題 | 中1 |
9 | 多項式について学ぼう! | 中1 |
10 | 連立方程式:代入法 | 中2 |
11 | 連立方程式:加減法 | 中2 |
12 | 連立方程式の応用① | 中2 |
13 | 連立方程式:計算の工夫 | 中2 |
14 | 連立方程式の応用② | 中2 |
15 | 応用問題を数学で解こう! | 中2 |
16 | 難関中学入試を数学で解こう! | 中2 |
17 | 不等式の性質と解 | 高1 |
18 | 連立不等式 | 高1 |
19 | 不等式の利用 | 高1 |
20 | 単項式と多項式 | 中2 |
21 | 単項式の乗除 | 中2 |
22 | 文字式の利用 | 中2 |
23 | 式の計算① 多項式 | 中3 |
24 | 式の計算② さまざまな展開 | 中3 |
25 | 式の計算③ 因数分解の基本 | 中3 |
26 | 式の計算④ 因数分解の工夫 | 中3 |
27 | 式の計算⑤ 式の計算の利用 | 中3 |
28 | 1次関数① 比例 | 中1 |
29 | 1次関数② 比例のグラフ | 中1 |
30 | 1次関数③ 反比例とグラフ | 中1 |
31 | 1次関数④ 比例の利用 | 中1 |
32 | 1次関数⑤ 1次関数とグラフ | 中2 |
33 | 1次関数⑥ 式の求め方 | 中2 |
34 | 1次関数⑦ 1次関数と方程式 | 中2 |
35 | 1次関数⑧ 1次関数の利用 | 中2 |
36 | 2次方程式① 解の求め方 | 中3 |
37 | 2次方程式② 解の公式 | 中3 |
38 | 2次方程式③ 2次方程式の利用 | 中3 |
39 | 関数y=ax2のグラフ | 中3 |
40 | 関数y=ax2変化の割合 | 中3 |
41 | 関数y=ax2の利用 | 中3 |
42 | 関数y=ax2 放物線と直線 | 中3 |
ステージ | ステージ名 | 相当学年 |
---|---|---|
1 | 平面図形の基礎 | 中1 |
2 | 平面図形の移動 | 中1 |
3 | 平面図形の作図 | 中1 |
4 | 面積を求めよう | 中1 |
5 | 直線と平面の位置関係 | 中1 |
6 | 立体のいろいろな見方 | 中1 |
7 | 立体の体積と表面積 | 中1 |
8 | 立体図形の応用問題 | 中1 |
9 | 平行線と角 | 中2 |
10 | 多角形の内角と外角 | 中2 |
11 | 三角形の合同と証明 | 中2 |
12 | 二等辺三角形の定理と証明 | 中2 |
13 | 直角三角形の合同と証明 | 中2 |
14 | 平行四辺形の定理と証明 | 中2 |
15 | 様々な四角形の証明 | 中2 |
16 | 三平方の定理 | 中3 |
17 | 三平方の定理の利用 | 中3 |
18 | 三平方の定理と立体 | 中3 |
19 | 相似① 相似な図形 | 中3 |
20 | 相似② 平行線と線分の比 | 中3 |
21 | 相似③ 面積比、体積比 | 中3 |
22 | 相似④ 相似の利用 | 中3 |
23 | 円① 円と三角形 | 中3 (一部高校) |
24 | 円② 円周角の定理 | 中3 |
25 | 円③ 円に内接する図形 | 中3 |
26 | 円④ 接線と方べきの定理 | 中3 |
ステージ | ステージ名 | 相当学年 |
---|---|---|
1 | 代表値・階級・度数 | 中1 |
2 | 相対度数と累積度数 | 中1 |
3 | 四分位置と箱ひげ図 | 中2 |
4 | 母集団と標本 | 中3 |
5 | 母集団の推定とバイアス | 中3 |
6 | 場合の数 | 中2 |
7 | 確率を求めてみよう | 中2 |
8 | 順列と組み合わせ | 中2 |
9 | 事柄の起こりやすさと確立 | 中2 |
実際に中学生になったら、代数だけ、幾何だけ、といった選択はできませんね。しかしRISU算数の数学コースは、算数好きな小学生の「もっと学びたい!」「挑戦したい!」という意欲に応えて、お子さんの可能性を引き出してくれる学習ツールです。
ですので、それぞれが自分の好みに合わせて取り組みたい分野を選び、先取りしていける自由設計になっているのです。
RISU数学コース体験口コミ

RISU算数の数学コースを実際に使ってみて、わかったことを口コミしていきますね。
理解しやすい順番で進む
RISU数学コースは教科書内容に準拠してはいるものの、教科書通りの順番で進むわけではありません。そうではなく、小学生が理解しやすい順番で、系統立てて取り組めるようになっています。
1つ「数学Basic」から例を上げましょう。中1相当の「累乗と素因数分解」を学習したら、次に中3相当の「平方根の基礎」を学習するようになっています。

これは非常に理にかなっています。なぜなら、素因数分解をクリアしておけば、平方根の理解がスムーズだからです。平方根の変形や計算には、素因数分解が必要です。身につけた素因数分解の知識や技術を活かして、平方根の問題を解くことができるようになるのです。
このようにRISU数学コースのマップは教科書の順番にこだわらず、小学生が効率よく力を伸ばしていけるように綿密に組まれています。
小学生は、自分が中学何年生相当の内容をやっているかはわからないでしょうし、それを意識する必要もありません。ただ、提示されているマップをクリアしながら、先へ先へと進んでいけばOKです!
解説がわかりやすい
RISU数学コースをやるにあたり、一番心配なのは「小学生でも中学数学がわかるの?」「本当に先取りできるの?」ということではないでしょうか。

結論を先に言います!
実際に問題を解いてみて、小学生でも、RISU数学コースなら中学数学を先取りできると私は感じました。なぜなら問題にわかりやすい解説がついているからです。
どんな解説なのか、1例を動画でお見せしますね↓
動画でお見せしたように、小学生は問題を解く前に解説を読んで、納得して先へ進むことができます。単元によっては動きのあるイラストつきで、小学生が分かりやすくなっています。わからなければ何度でも解説に戻れるし、逆にわかっている場合は、解説をスキップして問題を解くこともできます。
また、プロ講師による解説動画もあります。こちらも何度でも視聴することができます。
わかりやすい解説つきで、小学生でも1人で中学数学の先取り学習ができるようになっています。
解きごたえのある問題で力を伸ばす
RISU数学コースを試してみて感じたのは、単純な問題ばかりではないということ。よく考えないと解けない問題が多く出題されます。算数好きなお子さんの意欲を刺激してくれそうです。

しかもしつこいくらい類題が出され、少しずつステップアップしていくのです。これなら小学生に、中学数学がしっかり定着していくはずです。
自学自習の習慣が強化される
RISU算数の数学コースは中学内容を扱っていますから、どんな小学生にとっても「先取り学習」になりますね。解説を読んで、理解して、問題にチャレンジするというステップを地道に積み重ねていくことになります。
これは、数学力の伸長だけでなく、自学自習の習慣が強化されることにもつながるのではないでしょうか。
中学数学の先取りをさせるのに、RISUよりはお金がかかるでしょうが、個別指導塾に行ったり家庭教師に来てもらったりして教えてもらうこともできます。
でも私は、RISU数学コースのお子さんの自学自習力が養われるメリットにも注目したいです。
近頃よく耳にするのは、スマホの影響からか、子ども達の文章を読む力が衰えているということ。中学の定期テスト作成時に先生方が苦労することの1つは、「だれもが読みやすく、理解できる簡単な文章の問題文を作る」ことなんだとか。どの教科にも共通する心配事のようです。
しかしRISU数学コースで中学数学の先取り学習に取り組むなら、「自分で解説を読んで学ぶ」ことを続けていくので、学力の土台である文章読解力アップにもつながりそうです。またそういった学習を継続することで、自学自習の姿勢も育まれていくことでしょう。
サプライズやお楽しみでメリハリあり
小学生が中学数学を先取りしていくのですから、学習に一息つけるような、何らかのお楽しみがほしいところ。数学コースは、通常のRISU算数と同様に、そういうこともケアしてくれています。
まちがいさがし
例えば問題を解いて自動採点で100点をもらった直後、突然「こたえあわせミス!」と表示されることがあります。本当に突然なので、私はビックリしてしまいました。
「ほんとうは100点じゃなく、1もんまちがいがあるよ!どこがまちがっているかしらべよう!」と表示され、間違い探しをするように促されるのです。

ちょっとしたサプライズのおかげで、学習にメリハリがつきます。
スペシャル問題
問題に正解して★★★をとると、「鍵」がプレゼントされることがあります。そして「鍵」が集まると「スペシャル問題」にチャレンジすることができるのです。

スペシャル問題は、謎解きや暗号などの、ひねった問題です。算数オリンピックの問題も含まれています。例えば上の画面で出題された「すうじめいろ」はこちら ↓

このようなゲーム性のある問題は、中学数学と格闘している小学生が一息ついて楽しむのに、ちょうどよいかもしれません。またスペシャル問題に正解することで、自信や達成感も得られるでしょうね。
がんばりポイントのプレゼント交換
RISU数学コースでは、通常のRISU算数と同様、問題を解いたり、毎日ログインしたりすることで、「がんばりポイント」を獲得することができます。そして貯めたポイントを、プレゼントと交換できるようになっています。

中学数学の先取り学習は、時には難しく感じたり壁にぶつかることもあるかもしれません。そんな時に、ポイントが貯まることやプレゼントと交換できることが、小学生のやる気が続く動機付けの1つになってくれるといいなと思います。
RISU数学コースでの中学数学先取り学習の始め方

算数好きなお子さんにとって、小学生のうちから中学数学にチャレンジできるのは魅力的ですね。また中学数学を先取りしておくことで、中学入学時につまづかず、数学の世界を楽しみ、ますます力を伸ばしていけるようになることでしょう。
そんな頼もしいRISUの数学コースなのですが、いきなり始めることはできないようになっています。
RISUで数学コースを受講し、中学数学の先取り学習を始めるためには、RISU算数(小6レベルまで)と受験基礎コース(中学受験レベル基礎)をクリアしておかなければなりません。
ですので、小学生のうちにRISUで中学数学を先取りしたいとお考えのご家庭は、まずはRISU算数から始める必要があります。
「すぐに中学数学に挑戦したい!」と意欲満々なお子さんにとっては、回り道のように感じられるかもしれませんね。でも小学算数が不確かなまま中学数学に挑むのは危険です。まずはRISUの通常コース(RISU算数)をクリアして、小学全範囲を確実にしておきましょう。
RISU算数(小学1~6年範囲)は94ステージで構成されています。94というと膨大な量ですが、RISU算数は自分に合ったレベルから開始できます。入会時にタブレット上でオンライン実力テストを受けて、理解できていることが確認されれば、そのステージは全てスキップすることができるのです。

例えば高学年の小学生なら、一般的に70台くらいのステージから開始できるのではないでしょうか。まずはRISU算数の最終ステージまでサクサク終わらせて、受験基礎コースのひねった問題で算数脳を鍛えて、その上で中学数学「数学コース」にチャレンジしていきましょう。
そして万全な状態で、中学入学をお迎えください。
RISU数学コースの料金

RISU数学コースで中学数学の先取り学習をするには、次の料金がかかります。
RISU数学コース 料金(税込)
基本料 | 35,376円 月あたり 2,948円 |
利用料※ | 0円~8,778円/月 |
受験基礎コース & 数学コース 追加利用料 | 1,980円/月 |
利用者の平均速度(1.5~2ステージ未満/月)で進んだと仮定すると、利用料は3,828円/月になります。それと基本料、数学コース追加利用料を合わせると、RISU数学コースの料金は、合計で月あたり8,756円(税込)です。
これを高いと感じるか、リーズナブルだと受け止めるかは、ご家庭によって違うでしょうね。
ただ、確かなことが2つあります。1つは、塾に行ったり家庭教師を使ったりするよりは、ずっと安価だということ。もう1つは、小学生のうちに中学数学3年分を、基礎から始めて各分野の応用問題に至るまで取り組めるツールは、なかなかないということです。
小学生のうちに数学の世界に触れ、中学数学を学ぶことは、算数好きのお子さんにはワクワクしてたまらないことでしょう。数学が得意かそうでないかで、お子さんの将来は大きく変わります。お子さんの可能性を引き出すためにも、RISU算数の数学コースを検討してみてはいかがでしょうか。
RISUお試しクーポン:nhc07a

元中学校教師で現在プロ家庭教師。家庭教師という職業柄、ご家庭からお子さんの家庭学習について相談を受けることが多い。そこで、様々な最新の通信教材を実際に手にしたり自分で受講して精査し、ご家庭にアドバイス。その教材研究や経験に基づいて、この記事を執筆しました。
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