
2020年4月スタートの WonderBox(ワンダーボックス)。調査のためと、自分の脳トレ&老化防止(笑)のために、創刊号から使い始めて現在継続10ヶ月目です。ワンダーボックスは、本当に子供におすすめの通信教育でしょうか?この記事では、創刊号から教材をチェックしている私が、実際に使用してみて分かったことを口コミします。
アナログ教材の口コミ
WonderBox(ワンダーボックス)は、「キット」と呼ばれる箱に入って届けられるアナログ教材と、オンラインのデジタル教材を組み合わせて使います。教科学習とは異なる、STEAM教育に根差した、まったく新しいタイプの幼児・子供向け通信教育です。対象年齢は4~10歳児(年中~小学4年)とされています。
デジタルコンテンツについては無料お試し版が公式サイトより公開されているので、イメージしやすいです。アナログの方は、実際に手にしないと分かりにくいかも。そこで、まずはアナログ教材について口コミしますね。
最初から「ワクワク」が始まる
ワンダーボックスのアナログ教材は、「キット」と呼ばれる箱の中に入っています。例えば4月創刊号「エベレスト」の箱を開けると、内側に「つなげて でてくる ことばは?」と、早速クイズがありました。
このクイズの答えは、アプリの鍵になります。答えをタブレットに入力すると、その月のアプリをスタートできる仕掛けになっています(^^)/
答えを送信したら、アプリの鍵が開きました!
WonderBox(ワンダーボックス)の子どものIQ・学力を伸ばす効果は、ワンダーボックスよりも前からある、シンクシンクで実証済みです。だから子供に「はまって」もらいたいですよね。そのためにも、箱を開けた瞬間からワクワクが始まり、子供を楽しませる仕掛けになっているのが良いと思いました!
なお、キットの箱は工作材料でもあります。毎月異なる工作を楽しめるようになっています。
4月創刊号「エベレスト」のテーマは「君だけのバスを作ろう!」 箱を使って、自由にバスを作れるようになっていました。教材が入っている箱まで無駄にしないというのは、環境教育につながりますね。
トイ教材の口コミ
ワンダーボックスの箱には「トイ」と呼ばれるアナログ教材が入っています。「トイ」は2~3ヶ月毎にテーマが変わります。

創刊4月号から2021年1月号現在までのトイ教材を紹介しますね。「ネタがよく尽きないな~」と感心するほど、色々登場します!
4月~6月「シェイピー」
WonderBox(ワンダーボックス)4月創刊号「エベレスト」のアナログ教材には、「シェイピー」と呼ばれる平面図形ピースと、シェイピーを使って答える問題シートがありました。問題シートは全部で8枚。表・裏に違うお題があるので、16種類の問題にチャレンジできました。
シェイピーを使った問題の1つを紹介しましょう。「穴がふさがるように、シェイピーを並べる」というもの。「ピースをかさねないで できるかな?」と注意書きがあります。
問題シート左上にはシェイピーの絵が描いてあります。何をすればよいのか、小さな子でも見るだけですぐにわかるようになっているのが良いです!
どのピースを使うか決めるには、隙間ができないように、ピースの角度に注目しなくてはなりません。「〇〇度」という角度の知識はまだない幼児や小学1、2年生でも、試行錯誤しながら、図形認識力が自然に養われていきます。3、4年生だったら、「これと、これと、これを合わせれば、360度になるな」などと戦略的に取り組むかもしれません。それもまた良いでしょう。
さらにこの問題だったら、同じ色同士が並ばないで見た目が美しくなるようにと、工夫をする子もいることでしょう。子どもの発想力、創造力、感性を養ってくれますね。
出来上がった作品はアプリで撮影して、自分のアルバムに保存したり、「てんじする」を選んで、他のユーザーに見せることができます。
アプリでは、いろんなお子さんの作品がアップされているのを見ることができます。作品の見せ合いっこができるのも、ワンダーボックスのお楽しみの1つ!
なお、保護者メニューからは、我が子の作品ギャラリー(アルバム)を見ることができます。アプリに保存された作品集は、お子さんを褒めるときに役立ちそうです♪
7月~8月「ペーパーラボ」
ワンダーボックス(WonderBox)7月~8月号のトイ教材は「ペーパーラボ」でした。
「ペーパーラボ」は、その名の通り、紙を使って、色々な作品を作り上げていくというもの。最初は簡単な折り紙遊びから始まるのですが、実は奥が深かった!作品の出来上がり写真から自分で折り方を推測して折ってみるなど、かなりの知的作業が求められました。
頭の中で立体をイメージする空間認識力が鍛えられる教材になっていました。
9月~10月「ボードゲームマスター」
ワンダーボックス(WonderBox)9月~10月号のトイ教材は、「キットラボ・ボードゲームマスター」でした。
「ボードゲームマスター」は、その名の通り、色々なボードゲームを楽しむというもの。
「自分がコマをこう動かしたら、相手はこう動くだろうな。そしたらこうなって……」と先へ、先へと想像してプレイしていきます。洞察力や戦略的思考力、論理性が養われる教材になっていました。
11月~12月「モールアドベンチャー」
11月~12月のトイ教材は、「モールアドベンチャー」です。モールをねじったりひねったり、ストローと組み合わせたりしながら、色々な作品を作り上げていきます。
モールアドベンチャーでは、「こうすればこういう形ができあがるのか!」「こんな形も作れるのか!」という発見の喜びを子どもが味わえるようになっています。創造性が養われるというわけですね。
また、「こういう形にするにはどうすれば良いか」を考え、試行錯誤しながら逆算して作り上げる力も鍛えられます。思考力も育まれますね。
2021年1月「カラコロキューブ」
2021年1月号のトイ教材は「カロコロキューブ」です。16個のキューブ(立方体)を使って様々な問題にチャレンジします。
16個のキューブの各面は、それぞれ違う色になっています。そして、例えば、ある立体を3方向から見た時の下のような図を見て、その通りになるように、立体を再現します。
このような問題を解くには、立体と平面の関係を理解する必要があります。立体と平面という2つの視点から論理的に形を組み立てていかなければなりません。
これは、小学受験や中学受験にも通じるものがありますね。遊んでいるようで、実はすごい脳トレになります。
ちなみに答えはこちら ↓↓

このように、ワンダーボックスのトイ教材は変化に富んでいます。受講開始後、同じものが繰り返されることはないのだそう!そしてどれもが遊びながらなのに、実はすごく思考して、脳が鍛えられる。子どを賢くする仕掛けが満載です!
ハテニャンのパズルノートの口コミ
WonderBox(ワンダーボックス)のアナログ教材「キット」には、「ハテニャンのパズルノート」というワークブックも入っています。
パズルは子供の脳に良いと言われてますよね。ワンダーボックス「ハテニャンのパズルノート」は脳に良いのはもちろんですが、奥深いんです!問題を解くだけでなく、自分で問題を作ることまでやらせてくれます。これは他の通信教育にはないですね!
ハテニャンのパズルノートはアプリと連動しています。自分で問題を作って、アプリでハテニャンに問題を送ることもできちゃうんです。私は下の自作問題をハテニャンに送ってみました。すると「おへんじはあしたとどくよ」のメッセージが表示されました。
翌日アプリを起動させたら、確かにハテニャンからお返事が届いてました~(^^)/
自分宛に返事が届くというのは、子供にとって嬉しいはず。ハテニャンから返事をもらうために、子供達は問題作りに励んでくれるかも。素晴らしい作品はアプリ内で表彰されることもあるので、それを目指して頑張ってくれるかもしれませんね。
良問を作るために、子供達は試行錯誤するでことでしょう。答えが1つだけになるようにしようとか、こっちなら行けると見せかけてその裏をかいてみようとか、どうしたら難しい問題になるだろうとか、発想力、創造力、思考力を総動員させながら楽しんでくれることと思います。
なお、ハテニャンのパズルノートは、学年別(【年中・年長】【小1・小2】【小3・小4】)に異なるものが届けられます。また1冊が易→難へと少しずつレベルアップしていきます。作問をするためにシールを使うページもあります。ですから、お子さんが、無理なく、楽しみながら、取り組めると思います。
ビッグペーパーの口コミ
WonderBox(ワンダーボックス)のキットには、ビッグペーパーも入っています。ビッグペーパーとは、その名の通り大きい紙。B1サイズ(103 × 73 cm)です。
毎月、季節に合った絵柄のものが届くので、それだけでも親子の会話の良いネタになりそう!
例えば、4月創刊号のビッグペーパーの表側は、春らしいお花がいっぱいの巨大パズルでした。四隅からスタートできます。スタート場所によって難易度が変わるというきめ細やかさ!
裏側はシェイピー(トイ教材の平面図形ピース)を自由に置いて遊んだり、アプリの1つ「ミッションハンター」のお題にそって写真をとって送ったりする際に使うようになっていました。絵を描いて遊んでもOK。
部屋いっぱいにビッグペーパーを広げて遊ぶのは、子供が喜びそうです。親子やきょうだいで一緒にワイワイ言いながら楽しむのも良いですね~。
アプリの口コミ
WonderBox(ワンダーボックス)のアプリには、2020年4月創刊時点では、次の7種類がありました。
・バベロンプラス(思考力教材)
・アトラニアス(思考力教材)
・ジュニアランド(思考力教材/年中・年長コースのみ)
・ミッションハンター(総合教材)
・コードクラフターズ(プログラミング教材/小1以上のみ)
・ずっこけびじゅつかん(アート教材)
上記に加えて、次のものが追加されていきました。
・そっくりさがし(抽象化力教材/6月追加)
・ピクタネット(発想力教材/9月追加)
・テクロンとひみつのけんきゅうじょ(サイエンス教材/2021年1月追加)
同じ名称のコンテンツでも、その中身は毎月新しいものと入れ替わります。月途中で変わるものもあります。子供は毎月新しいものにチャレンジすることになるので、飽きることがないと思います。
上記のうち、いくつか取り上げて口コミさせて頂きますね。
シンクシンクプラスの口コミ
「とおる?」
シンクシンクプラスの中の「とおる?」は、与えられた立体図形が、枠の中を通り抜けられるかどうかを瞬時に判断するというもの。マルかバツを選ぶだけなので、簡単に取り組めます。「説明なしでやり方がすぐにわかる」のもWonderBox(ワンダーボックス)の嬉しいところ。
やり方は簡単ですが、物の位置、方向、形、大きさなどの空間での状態を捉える「空間認識力」を鍛えるために効果的です!遊びながら脳が鍛えられてしまうのですから、シンクシンクはワンダーボックスはすごいです。
ちなみに、正解すると花まるマークが登場します。
間違えたら、びっくり顔の青い花まるが登場。間違えたのに絵柄が「花まる」のままなのは、ちょっと嬉しい♪
「ひがわりルーレット」
シンクシンクプラスには「ひがわりルーレット」なるものがあります。日によって何が出てくるか、お楽しみです!
この日の「ひがわりルーレット」では、2つの立体図形を合体させるとどういう形ができるか、3つから選ぶというもの。こういう問題を解くには、頭の中で図形を動かしたりイメージしたりする必要があります。脳の良いトレーニングになりますね!遊びながら図形に強くなります。
バベロンプラス「あつめてぴったん」の口コミ
青いコマをうまく動かして、残りの緑のコマ全部と合体させるというもの。図形問題とパズルがミックスされたようなゲームです。頭の中でイメージしてからコマを動かさないと、すぐ壁にぶつかってしまいます。そんな試行錯誤が脳に良いのです!
アトラニアスの口コミ
迷路なのですが、色のついた障害を「ひとつだけ」通れるという条件付き。この条件のために、思考力を働かせる必要が出てきます。線を描いてみて、ダメだったらまたやり直すという試行錯誤も脳に良さそうです♪
「ずっこけびじゅつかん」の口コミ
これは2コマ漫画の2コマ目(オチ)を自分で考えるというもの。この「スイッチのまき」では、スイッチを押した後に何が起こったかがオチになります。
タブレット上に自由にお絵かきをして楽しみます。完成すると、1コマ目とつなげて自分の作品を見ることができるので、子どもは楽しいはず!
絵を描くことは、右脳のトレーニングに良いと聞いたことがあります。この2コマ漫画は、子供の発想力、創造力を養うのに効果がありそうです。何より子供達が楽しめますね!
このほかにも、ワンダーボックスのアプリには、子供の地頭を良くする効果たっぷりのコンテンツが豊富です!
時間制限機能の口コミ
デジタル機器を子どもに与える際、親御さんが心配になるのは「使いすぎ」ではないでしょうか。でも大丈夫です!WonderBox(ワンダーボックス)には時間制限機能がちゃんとついていました。
初期設定で「10分アプリで遊んだら1分休憩、1日1時間まで」となっています。
10分たつと、強制的に1分休憩させられます。この1分休憩の時に出てくるイラストとコメントがおもしろい!毎回違うのが出てきます♪細かい所まで作り込んでるな~と感心させられます。
1時間プレイすると、その日はそれ以上プレイできなくなります。
ちなみにこの時間制限は、アプリの「保護者メニュー」から自由に変更することができますよ。

以上、ワンダーボックスについて口コミさせて頂きました。現在2021年1月号を利用中ですが、毎月キットもアプリも更新され、子供を賢くする仕掛けが満載だと感心するばかりです。あとは子供が楽しく取り組めるように、親が上手に声かけやサポートをしてあげれば万全でしょう。キットに含まれている保護者用冊子などには、上手な声かけやサポートの仕方についても説明があります。お子さんを賢い子にしたいご家庭に、お世辞ぬきでワンダーボックスはおすすめです!
コメント