
この記事では、2025年度新登場のこどもちゃれんじ年中【すてっぷ デジタルスタイル】と【すてっぷ ハイブリッドスタイル】を比較します。どっちがよいかで迷っている方の参考になれば嬉しいです(この記事は2025年3月時点の情報です。お申込みの際は、最新情報を公式サイトでご確認ください)
こどもちゃれんじ・すてっぷデジタルスタイルとは?すてっぷタッチとの違い

こどもちゃれんじは年齢に応じて6つのコースがあります。こどもちゃれんじと言えば、ワークなどの紙教材とエデュトイ(オリジナル知育玩具)で楽しく学べるのが強みの通信教育。
ところが画期的なことに、2022年4月に年長児向けタブレット学習「じゃんぷタッチ」がスタート。それに続き、2023年4月にスタートしたのが年中児向け「すてっぷタッチ」です。
しかしこの すてっぷタッチは、2024年3月で廃止。代わりに2025年4月に「すてっぷ デジタルスタイル」が登場。また紙教材も使うコースとしては「すてっぷ ハイブリッドスタイル」が登場しました。
2025年度コース
対象 | コース名 |
---|---|
0~1歳 | ベビー |
1~2歳 | ぷち |
2~3歳 | ぽけっと |
年少 | ほっぷ デジタルスタイル ほっぷ ハイブリッドスタイル |
年中 | すてっぷ デジタルスタイル すてっぷ ハイブリッドスタイル |
年長 | じゃんぷタッチ じゃんぷ |
2024年度までの「すてっぷタッチ」では専用タブレットを使用しました。しかし2025年度からの「すてっぷ デジタルスタイル」は、お手持ちのスマホやタブレットで受講できます。
また、「すてっぷ ハイブリッドスタイル」でも、お手持ちのスマホやタブレットで、デジタルスタイルと同一のコンテンツを利用できます。
【すてっぷ 利用可能端末】
・スマートフォン
・iOS 17,18 ブラウザ:Safari
・Android 14 ブラウザ:Google Chrome
・タブレット
・iPadOS 17,18 ブラウザ:Safari
なお、「すてっぷタッチ」で使われていた高性能の専用タブレット「チャレンジパッドネクスト」を、24,912円で購入することも可能です。
私は年長用じゃんぷタッチで、チャレンジパッドネクストを実際に使ってみました。ノートに鉛筆で書くのと同じ感覚で、タブレット画面に手をついて書けます。気持ちいいです!

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「すてっぷデジタルスタイル」で学習するのは次の13分野。2024年度「すてっぷタッチ」の11分野に「多様性・SDGs」「デジタルリテラシー」がプラスされ、さらにパワーアップしました。音声を聞いたり、指で動かしたりして考えるタブレットならではの学びで、楽しく取り組めるようになっています。
なお、「すてっぷハイブリッドスタイル」でも同じデジタルコンテンツを利用できます。

近頃話題のプログラミングやデジタルリテラシーまでカバー! スマイルゼミ幼児コースよりも分野が多いです。
すてっぷ「デジタルスタイル」「ハイブリッドスタイル」どっちがいい?
2025年度からのこどもちゃれんじ年中には、お手持ちのスマホやiPadで学習が完結する「すてっぷデジタルスタイル」と、紙ワークやエデュトイもつく「すてっぷ ハイブリッドスタイル」の両方があるので、どちらがよいか迷いますね。

「すてっぷ デジタルスタイル」と「すてっぷ ハイブリッドスタイル」を比較してみましょう。
料金比較
「すてっぷ デジタルスタイル」と「すてっぷ ハイブリッドスタイル」は料金が異なります。
2024年度までは、年中さんがタブレット学習をするとなると、「すてっぷタッチ」しか選択肢がありませんでした。そして、すてっぷタッチは専用タブレットを使用したため、料金がお高めでした。
2024年度 受講費(税込)↓
12ヶ月一括払い | 毎月払い | |
---|---|---|
すてっぷタッチ | 38,760円 月あたり3,230円 | 月々3,990円 |
すてっぷ | 32,760円 月あたり2,730円 | 月々3,290円 |
しかし2025年度からは、デジタルで学習が完結する「すてっぷ デジタルスタイル」は、かなりお安くなります。
2025年度 受講費(税込)↓
12ヶ月一括払い | 毎月払い | |
---|---|---|
すてっぷ デジタルスタイル | 23,760円 月あたり1,980円 | 月々2,390円 |
すてっぷ ハイブリッドスタイル | 32,760円 月あたり2,730円 | 月々3,290円 |
2025年度からの「すてっぷ デジタルスタイル」は、専用タブレットが付属せず、紙教材の送付も一切なくなるので、料金がかなりお安いですね。
しかも4月号入会の場合、キャンペーン適用で4月号受講費が1,000円割引になります。「すてっぷデジタルスタイル」なら、4月号はわずか980円~です。
おすすめは最もお安くなる12ヶ月一括払い。もしも1年未満で解約することになっても、月払いをしたものとして計算して返金してくれるので安心です。
スマイルゼミではタブレット代として10,978円(税込)かかることを考えると、「すてっぷ デジタルスタイル」はいっそうお得に感じられます。
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学習量比較
幼児通信教育でよく心配されることの1つは「学習量」です。毎月のワークが届くとお子さんが一気にやってしまい、月の後半はやることがないなんてことも。
そこで気になる学習量を比べてみましょう。「すてっぷ デジタルスタイル」と「すてっぷハイブリッドスタイル」は、どっちが学習量が多いのでしょうか?
2024年度では次のような違いがありました。
2024年度 学習量比較
毎月の学習量 | 学習時間 | |
---|---|---|
すてっぷタッチ | メイン:25レッスン プラス:15レッスン (計40レッスン) | 1レッスン約3分 |
すてっぷ | ワーク:28~32ページ (14~15課題) | 1課題2~3分 |
「すてっぷ」の14~15課題に対して「すてっぷタッチ」のメインレッスン数は25。つまり、すてっぷタッチの方が学習量が多かったのです。しかも「すてっぷタッチ」にはプラスレッスンがありました。すてっぷタッチなら、プラスレッスンを利用して、お子さんの状況に合わせて学習量を増やすことができたのです。
ところが、この点が2025年4月号から大きく変わります!「すてっぷハイブリッドスタイル」はその名の通り、紙教材とデジタル教材のハイブリッドです。つまり、ハイブリッドスタイルでも、お手持ちのスマホやiPadで、デジタルスタイルと全く同じデジタルコンテンツを学ぶことができます!
ざっくりまとめると、下記のとおり ↓
【2025年度 学習量比較】
デジタルスタイル⇒ デジタルコンテンツのみ
ハイブリッドスタイル⇒ デジタルスタイルの全コンテンツ+紙ワーク+エデュトイ
つまり、デジタルコンテンツの内容や量は両者同じ。紙ワークやエデュトイの分、ハイブリッドスタイルの方が学習量が多いと言えます。
同じデジタルコンテンツを利用できるなら、「すてっぷ デジタルスタイル」と「すてっぷ ハイブリッドスタイル」のどっちがよいか、ますます迷ってしまいますね。
「すてっぷ ハイブリッドスタイル」の強みはエデュトイです。例えば、ハイブリッドスタイル 4月号には「ひらがななぞりん」という人気エデュトイのお届けがあります。

「すてっぷ ハイブリッドスタイル」なら、エデュトイで実際に手を動かして、繰り返し楽しみながら学ぶことができます。
また、ハイブリッドスタイルなら紙のワークに取り組むことができます。一方、「すてっぷ デジタルスタイル」は学習がデジタル端末で完結します。以前の「すてっぷタッチ」には年に数回あった紙ワークのお届けが、全くなくなります。「紙に書いて学ばせたい」というご家庭は、「すてっぷ ハイブリッドスタイル」一択ですね。
難易度比較
「すてっぷ デジタルスタイル」と「すてっぷ ハイブリッドスタイル」に難易度の違いはあるのでしょうか?
「すてっぷ」には、以前は難易度の高いワーク中心の「思考力特化コース」がありました。しかし2023年4月から思考力特化コースはなくなりました。思考力問題や応用問題に取り組ませたいご家庭は、がっかりしたことでしょうね。
さて、こどもちゃれんじには「思考力ぐんぐん」という紙ワークがあります。答えがひとつではない応用問題に取り組み、論理的思考力を育てるワークです。この「思考力ぐんぐん」は、「すてっぷ ハイブリッドスタイル」受講者で希望するご家庭に、追加料金なしで年に3回送付されます。ハイブリッドスタイルを選ぶメリットの1つとも言えるでしょう。
しかしながら、難易度について言えば、2025年度からは「すてっぷ デジタルスタイル」「すてっぷ ハイブリッドスタイル」共に、かなり高度なことができるようになります。
というのも、どちらのコースを選んでも、「AI国語算数トレーニング」に取り組めるからです。

AI国語算数トレーニングは、もともと進研ゼミ小学講座のプログラム。国語・算数について大幅な先取り学習ができるというものです。
教科 | 学習内容 | 先取り到達点 |
---|---|---|
国語 | ①漢検対策 ②語彙・読解 | 漢検2級(高校レベル) 語彙・読解は中1レベル |
算数 | ①計算集中 ②図形・数・量 | 小6レベル |
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こどもちゃれんじでは、2024年度は年長「じゃんぷ」のみ対象でしたが、2025年度から年中「すてっぷ」も対象になったのです。「すてっぷ デジタルスタイル」「すてっぷ ハイブリッドスタイル」のどちらでも、お手持ちのタブレットなどでAI国語算数トレーニングに取り組むことが可能です。
AI国語算数トレーニングの4分野のうち、例えば「漢検対策」だけ、「計算集中」だけ、といった、お好みに合わせた使い方もOKです。
「すてっぷ デジタルスタイル」「すてっぷ ハイブリッドスタイル」のどちらでも、AI国語算数トレーニングを使って国語・算数の大幅な先取り学習が可能なのです。その意味では、両者に難易度の差はないと言えるでしょう。
取り組みやすさ比較
幼児通信教育を選ぶ際、気になることの1つは「子どもが1人でできるかどうか」ということですね。
「親子の関わり合いの中でお子さんが学ぶようにしたい」というご家庭には、紙ワークとエデュトイ中心に取り組む「すてっぷ ハイブリッドスタイル」の方がおすすめです。ワークの丸付けをしたりエデュトイの取り組みをみながら、お子さんの理解度を確かめたり、褒めたり励ましたりしながら、力を伸ばしてあげることができます。
一方、お仕事などでなかなか時間を取れない親御さんもいらっしゃいますね。そういうご家庭には「すてっぷ デジタルスタイル」は助けになるはず! お子さんが1人で取り組めるように作られているからです。
しまじろうが学習をリードしてくれたり ↓↓

おすすめ機能で、その日に何をすればよいかを教えてくれたり ↓↓

もちろん自動採点してくれるので、お子さんは親御さんの丸付けを待つ必要がありません ↓↓

またレッスンを終える度にプレゼントがもらえたりして、お楽しみもたっぷりです ↓↓

通信教育の最大のメリットは、学習習慣につながることだと私は考えています。紙のワークだとやりたがらないが、タブレットなら食いついてくれるお子さんも多いはず。「すてっぷ デジタルスタイル」なら、しまじろう達が語りかけてくれたりお楽しみが待っていたりするので、さらに勉強へのハードルを下げてくれます。
お子さんに何とか学習習慣をつけさせたいというご家庭に、「すてっぷ デジタルスタイルはおすすめです!
すてっぷ「デジタルスタイル」「ハイブリッドスタイル」比較まとめ

こどもちゃれんじ年中「すてっぷ デジタルスタイル」と「すてっぷ ハイブリッドスタイル」の違いをまとめておきましょう。
料金 | 「デジタルスタイル」の方が安い。 |
学習量 | ・両方とも同一のデジタルコンテンツを学べる。 ・「ハイブリッドスタイル」の方が、紙ワークとエデュトイの分、学習量が多いと言える。 |
難易度 | ・「ハイブリッドスタイル」なら「思考力ぐんぐん」に取り組める。 ・両方とも「AI国語算数トレーニング」で先取り学習ができる。 |
取組み | 「デジタルスタイル」ならお子さんが1人で取り組める。 |
「お安い方がよい」「お子さんが1人でできる方がよい」というご家庭には、「すてっぷ デジタルスタイル」の方がおすすめです。
一方、紙に書いて学ぶことを重視したり、エデュトイを楽しみながら親子の触れ合いの中で学んでいってほしいとお考えのご家庭は、「すてっぷ ハイブリッドスタイル」の方がよいですね。
なお、こどもちゃれんじとスマイルゼミのどっちがよいかで迷っている方もおられることでしょう。スマイルゼミとの比較については【ほっぷ・すてっぷ・じゃんぷタッチvsスマイルゼミ幼児】徹底比較 をご覧ください。

元中学校教師で現在プロ家庭教師。家庭教師という職業柄、ご家庭からお子さんの家庭学習について相談を受けることが多い。そこで、様々な最新の通信教材を実際に手にしたり自分で受講して精査し、ご家庭にアドバイス。その教材研究や経験に基づいて、この記事を執筆しました。
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