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【がんばる舎・すてっぷ】幼児通信教材の評判と中身は?

幼児通信教材

「がんばる舎・すてっぷ」ってどうなの?

幼児用の通信教育教材は次のように評判がよいものが色々あって、どれが良いのか、どこが違うのか、迷ってしまいますね。
今回は「がんばる舎・すてっぷ」について吟味してみます。

がんばる舎「すてっぷ」の評判は

良い口コミ

😃コースが細分化されているので、子どものレベルに合ったものを選べる。
 
😃他の通信教材のように、余計なおまけがないのがいい。
 
😃無駄になってしまうおもちゃが増えないのがいい。
 
😃純粋に「お勉強」をしている感覚がいい。
 
😃安いのがいい。
 
😃安いので、他の教材と合わせて使っても負担が少ない。
 
😃親子のコミュニケーションの良い機会になる。

悪い口コミ

😞他の通信教材のようにシールなどがないので、子どもが喜ばない。
 
😞「おまけ」がないのがさみしい。
 
😞白黒でシンプルすぎる。
 
😞ページ数が少なく、すぐに終わってしまう。
※「すてっぷ」は2022年3月号からリニューアルし、ページ数がボリュームアップしました!
 
😞親が関わらないといけないのが面倒。
 
😞「〇月号」と月別にはなっていないので、季節感がない。

以上のように、ネット上ではプラスの評判もマイナスの評判もあります。

私自身は今回調べてみて、「がんばる舎・すてっぷ」はとても良い幼児用通信教材だと思いました。

なぜなら「すてっぷ」は:

 

★月額1,090円(税込)と安い!
★コースが多い!

★他の通信教材にはない内容がある!

★1冊のページ数は少なめだが、「まとめ出し」(12ヵ月分の一括購入)をすれば、多くやって、先に進むことができる!

以上の理由から、「すてっぷ」はおすすめです!それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

がんばる舎「すてっぷ」は月額950円と安い!

「すてっぷ」は、月額わずか1,090円(税込)。家計に優しいです。

しかも、今なら初月無料のキャンペーンもしています。

さらに、教材1年分(12回分)を一括で支払うと11,990円(税込)。つまり教材1回分が無料になるんです!

なぜ「がんばる舎・すてっぷ」はそんなに安いのか?

それは「すてっぷ」はと~~~~ってもシンプルだからです!

「Z会幼児コース」「全家研・幼児ポピー」でも年中さんコースを調査したので、比較のために「がんばる舎・すてっぷ」も「4歳児程度」とされる「すてっぷ3」コースの初回教材を取り寄せてみました。(※「すてっぷ」は2022年3月号からリニューアルしました。下の画像はリニューアル前のものです)

すると届いたのは、こちらの2冊。シールとか、おまけ教材とかは一切ありません

すてっぷ問題と解答.JPG
 
この2冊のうち、左は子ども用の「問題」、右は保護者用の「解答」です。
 

この2冊、表紙こそはカラーになっていますが、中身はすべて白黒です。(「解答」は答えが分かるように一部赤色が使われていますが。)

しかもコピー用紙に印刷したものをホチキス止めしてあるだけ。地味です!

がんばる舎「すてっぷ」はコースが多い!

「がんばる舎・すてっぷ」の最大の魅力は、コースの豊富さだと私は思います。

Z会幼児コース」は年少・年中・年長の3コース。「幼児ポピー」は2~3歳・年少・年中・年長の4コース。

それに対して「がんばる舎・すてっぷ」は「すてっぷ1」~「すてっぷ6」まで、6コースもあるのです!

 

すてっぷ1(2~3歳程度)

ねらい:ひらがな(清音)の字の形と読み方を学ぶ。5までの数を数えることを繰り返し練習。

すてっぷ2(3~4歳程度)

ねらい:ひらがな(清音)の読み方の理解を深める。10までの数を数えることと書くことを学びぶ。

すてっぷ3(4~5歳程度)

ねらい:ひらがな(清音)の書き方を学ぶ。10までの数を合わせることと分けることを学ぶ。

すてっぷ4(5~6歳程度)

ねらい:ひらがなの濁音・半濁音・促音・拗音、カタカナの読み方を学ぶ。たし算やひき算を式で表す。

すてっぷ5(5~6歳程度)

ねらい:動詞・形容詞・助詞、カタカナの書き方を学ぶ。たし算・ひき算の文章問題に取り組む。

すてっぷ6(6歳程度)
ねらい:ひらがな、カタカナを使って文を書く。問題文を読んで、たし算かひき算かを考える。

これだけコースが豊富にあると、どれか自分の子どもにぴったりのレベルが見つかるのではないでしょうか。

しかも、コース変更は何度でも行うことができます!

なお、各コースの教材サンプルは、がんばる舎公式HPで見ることができます。

 
公式サイトはこちらからボタン.gif

がんばる舎「すてっぷ」には他にはない内容がある!

「がんばる舎・すてっぷ」は、「言葉」「数・量」「図形」「記憶」「知識」「作業」の6つの能力をバランスよく育てるように構成されています。このうちの特に「記憶」は、他社の幼児用通信教材にはない「すてっぷ」ならではの内容です。

別記事で「幼児ポピー」「Z会幼児コース」の年中さんコースを取り上げましたので、比較のために、ここでは、およそ同年齢向きとされる「すてっぷ3」の中身を具体的に見ていきます。

「がんばる舎・すてっぷ3」の内容を具体的にいくつか紹介します。

まずは「言葉」から「ひらがな」の問題

Screen Shot 2017-09-11 at 9.55.47 PM.png

やり方は書いてありません。(まあ、このページの場合、見れば分かりますが)

 

「すてっぷ」のどのページも同じです。子ども用の冊子に問題は一切書いてないのです。

「がんばる舎・すてっぷ」では、問題や取り組み方など、すべて保護者用の「解答」冊子に書いてあります。がんばる舎は、HPにも明記してありますが、「おうちの方が先生です」というスタンスです。

でも難しくはありません。なぜなら保護者用の解答冊子が親切に作られているからです。たとえば上のひらがなの問題だったら、保護者用の「解答」冊子はこうなっています。

Screen Shot 2017-09-11 at 9.57.56 PM.png
右側の赤字の「おうちの方へ」という欄には
「まず、下の段の絵の名前と1番始めの音をお子さんと一緒に確認してあげて下さい。
(「いぬ」の「い」、「うさぎ」の「う」、・・・)
それから、ひらがなを一文字ずつ読んで、合う絵と線で結んでいくとよいでしょう。

とアドバイスが書かれています。

保護者用の全ページに具体的な注意やアドバイスが書いてあるので、取り組みやすいです。

こんな「図形」の問題もありました。

すてっぷ図形.JPG
 

左端の絵と同じものを見つける問題です。

色や形を見比べて判断する問題ですが、「すてっぷ」ならではの特徴で「白黒」なので、カエルやきのこの「絵」ではあるけれども、より「図形」に近いかも? 地味である故にかえって良い効果があるのでは?と感じました。

次は「知識」の問題。

すてっぷ知識.JPG
 

物の名前を確認しながら、同じ仲間を探すというものです。

保護者用の解答冊子には、

「茶碗もコップも『食器』の仲間ね」というように教えてあげましょう。
とあります。
 

この解答冊子がないと、私だったら、「茶碗もコップもご飯を食べる時に使うものだね」とか言って、「食器」という語彙を使いそびれてしまうかもしれないと思いました。子どもに分かりやすくしようとするあまり、子どもが語彙を増やすチャンスを狭めてしまうかもしれません。この解答冊子は親切にできていると感心しました。

「がんばる舎・すてっぷ」ならではの「記憶」のページを紹介します。

 
すてっぷ記憶.JPG
 

子どもにはこの問題ページを見せないでおきます。

問題冊子によれば、

1.子どもが集中して聞けるように目を閉じさせる。
2.子どもに次のように言う。
「今から、ものの名前を3つ言います。よく聞いて覚えましょう。」
「いぬ、さる、うさぎ」
3.子どもにプリントを見せ、聞いたものに〇をつけさせる。

というものです。

言葉をしっかり聞き取って、記憶する練習だそうです。

このような「聞き取り」問題は、「幼児ポピー」「Z会幼児コース」「ぷちドラゼミ」などにはありません。

記憶」には、また次のようなゲーム感覚のものもありました。

あらかじめ保護者は、問題用紙から「記憶用紙」を切り取っておきます。

切り取った記憶用紙です ↓
すてっぷ記憶用紙.JPG
 

子どもに「何が描いてあるか、あとで聞くよ」と伝え、記憶用紙を10秒間見せます。10秒後にこちらの問題用紙を見せ、記憶したものはなんだったか、〇をつけさせます。

すてっぷ記憶.JPG

このような記憶のトレーニングも、「幼児ポピー」「Z会幼児コース」「まなびwith」などにはありません。

他社教材にはない内容として、「知識」には「漢字」のページもありました。

 
すてっぷ漢字.JPG
 

私はこのページに一番感激しました!

なぜなら、幼い子でも生活の中で漢字に触れていくべきだというのは、私が常々考えていることと全く同じだからです。

私の息子は小さい時に電車が好きで、小学校入学前から駅名に出てくる漢字を勝手に覚えていきました。幼稚園の緊急連絡網を見て、お友達の名前の漢字を覚えるのも好きでした。

幼くても興味を持ちさえすれば、漢字をどんどん覚えることができます書けなくても読める漢字が増えることは、小学校入学前の非常に良い準備になります。

Z会幼児コース、幼児ポピーの通信教材では、漢字を取り上げているのを見たことがありません。「がんばる舎・すてっぷ」の評判が良いのは、安いからだけではなく、こういう独特な魅力があるからだと思いました。

作業」のページもありました。

すてっぷ作業.JPG
 

幼い時に、しっかりした筆圧正しい鉛筆の持ち方で、運筆の練習を丁寧にすることはとても大切です。小中学生で低学力な子の特徴の1つに、筆圧が弱いということがあります。本格的な文字書きに入る前に、このような線引きの練習をしておくことは非常に重要です。その意味で、「すてっぷ」の「作業」のページには価値があります。

数・量」のページです。

 
すてっぷ数量.JPG
 

数字を読めるようにするだけでなく、「数」として視覚的に把握できるようにするためのページですね。保護者用の解答冊子には、「積み木やお菓子などを言った数だけ取る練習もやってみて下さい」とあります。ドリルをする時だけでなく、生活の中で出来ることのアドバイスも得られるのが良いと思いました。

問題冊子最後には「読み物」が3ページあります。

 
すてっぷ読み物.JPG
 

科学の知識に通じる、なかなか面白い内容のお話です。

他のコースの教材サンプルもご覧になりたい方は、公式HPをご利用ください。

 
がんばる舎・幼児すてっぷ
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「まとめ出し」システムがある!

「がんばる舎・すてっぷ」は「まとめ出し」を利用して、多く取り組んで、どんどん先に進むことも可能です。

「まとめ出し」とは、12ヵ月分をまとめて届けてもらうことです。1ヵ月1冊ではすぐに終わってしまう、物足りない、小学校入学など特定の時期までにたくさんドリルをさせたいなどの場合は、「まとめ出し」が便利です!

手元に12ヵ月分あれば、お子さんに合わせて、好きな分だけどんどん進めることができます。たとえば1年で2コース分を終了させることもできます。「12ヵ月分も届いてしまうと置き場所に困るのでは?」と思うかもしれませんが、心配無用です!なぜなら「がんばる舎・すてっぷ」の教材はシンプルで、付録などないですから(笑)

ちなみに「まとめ出し」を申し込むと、12ヵ月分を一括払いすることになりますが、その料金は11,990円。つまり1ヵ月分が無料になります。

がんばる舎「すてっぷ」まとめ

「すてっぷ」は地味ですが、中身はしっかりしています!

「記憶」のページなど、他社の通信教材にはない内容もあり、がんばる舎が言っている通り、「言葉」「数・量」「図形」「記憶」「知識」「作業」の6つの分野がバランスよく構成されています。

物足りないと感じる場合やどんどん学習したい場合は、「まとめ出し」のシステムを利用すれば解決します。

また親が先生役を務める必要がありますから、学習タイムが親子のコミュニケーションの楽しい時間にもなります。

お子さんを、ほめて、ほめて、ほめまくって、

 勉強は楽しい!
 勉強すると褒めてもらえる!
 勉強するのは当たり前!
 私(僕)は勉強ができる!
 

という感覚をお子さんに植え付けてあげましょう。それが学習習慣の確立につながります。

なお、がんばる舎は他社のように「お試し教材」の送付は行っていません。

しかし初月無料なので、実質1ヵ月分を無料で「お試し」できますつまり初月を無料で利用して、気に入らなければ、期日までに退会連絡をすることによって、料金は一切かかりません。

地味ですが中身の濃い「がんばる舎・すてっぷ」。

いろいろな評判、口コミがありますが、まずはご自分で無料で試してみるのが一番分かりやすいのではないでしょうか。お申込みは公式サイトからできます。

 
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著者情報
菜の花子
菜の花子

元中学校教師で現在プロ家庭教師。家庭教師という職業柄、ご家庭からお子さんの家庭学習について相談を受けることが多い。そこで、様々な最新の通信教材を実際に手にしたり自分で受講して精査し、ご家庭にアドバイス。その教材研究や経験に基づいて、この記事を執筆しました。

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