年少さんになると、ひらがなや数などの「お勉強」が気になりますね。そういうご家庭に、こどもちゃれんじ年少向け「ほっぷ」はおすすめでしょうか?実際の教材を吟味してみたので、「ほっぷ」について口コミしていきますね。
こどもちゃれんじ・ほっぷはおすすめ?
年少にタブレット or 紙教材?
幼児に文字や数などの学習をさせたい場合、通信教育を利用すると便利です。通信教育ならカリキュラムに沿って順序よく学習が展開されるし、小学校入学に向けて学習習慣をつけやすいからです。
参考記事 【幼児通信教育教材おすすめ15選】レベル目的別に徹底比較⇒
問題は、どの通信教育を選ぶのかという点ですね。ざっくり考えて、近頃人気のタブレット学習か、そうでないものかで迷うご家庭が多いのではないでしょうか。
学習のデジタル化が進み、小学校では1人1台のタブレットが当たり前になりました。幼児通信教育でもデジタル化が進んでいます。
その最たるものが こどもちゃれんじ と スマイルゼミ でしょう。
こどもちゃれんじでは、紙教材で学ぶ従来のコースに加え、2022年度に年長向け「じゃんぷタッチ」、2023年度に年中向け「すてっぷタッチ」が登場。タブレット学習が始まりました。
タブレット1台で完結することが強みのスマイルゼミでは、それまでは冬からの期間限定だった「年少コース」が2024年度からは通年に。2024年秋には「プレ年少講座」も始まり、年少さんになる前の秋からタブレットで学習ができるようになりました。
参考記事 【すてっぷタッチ・じゃんぷタッチvsスマイルゼミ比較】違いは何?⇒
このように通信教育では、タブレット学習の低年齢化が進んでいます。年少さんをもつご家庭は、便利なタブレット学習がよいか、それともワークブックなど紙教材を使う方がよいかと、迷われるのではないでしょうか。
こどもちゃれんじ・ほっぷはタブレットなし
こどもちゃれんじでは「じゃんぷタッチ」「すてっぷタッチ」の登場でタブレット学習が始まりました。しかし2024年度現在、年少向け「ほっぷ」ではタブレットは使いません。
こどもちゃれんじ コース
年齢 | 名称 | 教材 |
---|---|---|
1・2歳 | ぷち | エデュトイ 絵本 映像など |
2・3歳 | ぽけっと | エデュトイ 絵本 映像など |
年少 | ほっぷ | エデュトイ ワークブック 絵本 映像など |
年中 | すてっぷ | エデュトイ ワークブック 絵本 映像など |
年中 | すてっぷタッチ | 専用タブレット (エデュトイ) (ワークブック) |
年長 | じゃんぷ | エデュトイ ワークブック 絵本 映像など |
年長 | じゃんぷタッチ | 専用タブレット (エデュトイ) (ワークブック) |
こどもちゃれんじ年少「ほっぷ」は、専用タブレットを使いません。その代わりに、エデュトイと呼ばれる知育玩具やワークブックなどを使って学んでいきます。
こどもちゃれんじ・ほっぷ
2024年度 年間ラインナップ
こどもちゃれんじ年少「ほっぷ」では、なぜタブレット学習は始まらないのでしょうか。こどもちゃれんじは年中さんには「すてっぷタッチ」、年長さんには「じゃんぷタッチ」を提供しているので、タブレット学習のノウハウを充分有しているはずです。でもあえて年少「ほっぷ」では、タブレット学習を導入していません。
年少さんといえば、色々なことが1人でできるようになる大切な時期です。自分で手を動かし、体感しながら、発見したり、身に付けたりしていきます。
ほっぷはおそらく、そのような実体験重視のために、あえてタブレット学習を採用していないのではないでしょうか。
こどもちゃれんじの強みは、エデュトイ(知育玩具)です。こどもちゃれんじ・ほっぷにも、年少さんが楽しく自分で学んでいけるエデュトイが用意されています。
自分で手を動かして体験の中で学んでいってほしい、楽しみながら色々なことができるようになっていってほしいとお考えのご家庭に、こどもちゃれんじ・ほっぷはおすすめだと言えるでしょう。
こどもちゃれんじ・ほっぷを口コミ
こどもちゃれんじ「ほっぷ」の教材を実際に手に取って調べてみました。どんな強みがあるのか、口コミしていきますね。
ほっぷ「ひらがな・かずパソコン」
こどもちゃれんじ・ほっぷには、人気のエデュトイ「ひらがな・かずパソコン」があります。年少さんといえば、ひらがなや数をだんだん身に付けさせていきたい年齢ですよね。「ひらがな・かずパソコン」は、ひらがなや数について楽しく学べる仕掛けが満載です。
パソコン風というだけでも、年少さんの興味をそそりそうです。電源を入れるとしまじろうが「一緒に遊ぼう!」と声をかけてくれます。
「ひらがな・かずパソコン」のひらがなや数字を押せば、その読み方の音声が流れます。親御さんが「これは〇〇と読むのよ」などと無理に教えなくても、自然にインプットされていきます。
楽しいのは、自分で言葉や短文を作れること。例えばお子さんは、「おなかすいた」など、自由にひらがなを押します。そして右下の「できた」ボタンを押すと、作った言葉が再生され、しまじろうがリズムに合わせて歌ってくれるのです。年少さんが、遊びながら自然とひらがなを覚えていってくれそうです。
さらにすごいのは、「ひらがな・かずパソコン」にカードを差して、いろいろなひらがなや数遊びができること。カードは受講を続けるにつれ増えていくので、継続の動機にもつながりそうです。
まず、「きみのなまえカード」に名前を書いて登録します。すると使う度に「〇〇ちゃん、一緒に遊ぼう」としまじろうがお子さんの名前で呼びかけてくれます。
そしてそれぞれのカードに沿って、ひらがなや数にまつわる問題やゲームに取り組むことができます。
例えば…
・カードに書かれている友達の名前の最初のひらがなを押して、友達を探す(なまえカード1)
・カードに書かれている動物の最初のひらがなを押すと、動物の名前と鳴き声が流れる(どうぶつカード1)
・カードに書かれている歌の最初のひらがなを押すと、その歌が流れる(うたカード1)
・いろんな場面で何と言うかの質問に対して、最初のひらがなを押すと、その文字で始まる言葉が流れる(あいさつカード)
・カードに書かれているひらがなを押すと、その文字で始まる電車の運転にまつわる言葉が流れる(でんしゃカード)
・お母さんに言われた電話番号の数字を押すと、仲間に電話をかけられる(かずカード1)
・冷蔵庫にあるものの数をお母さんに教えてあげる(かずカード2)
どれもお子さんには遊びのように感じられるはず。負担なく文字や数字に慣れていくことができます。
なお、カードの文字とパソコンの文字は同じ色で囲まれています。これによって、ひらがなが全く読めないお子さんでも、スムーズにパソコン面から文字を見つけられるはず。「ひらがな・かずパソコン」は、年少さんがストレスなく楽しく学べる親切設計になっています。
ほっぷ「しまじろうとおてがみこうかんセット」
こどもちゃれんじ・ほっぷ「ひらがな・かずパソコン」の狙いの1つは、年少さんがひらがなが読めるようになることですね。
ほっぷには、ほかにも読み書きの土台を育てるツールが用意されています。例えば、9月号「しまじろうと おてがみ こうかんセット」はその1つ。
紙を切り離すと、たくさんのお手紙シートが誕生!かわいいポストは簡単に組み立てられます。
年少さんは、お手紙シートに好きなシールを貼ったり、絵を描いたりできます。そして出来上がったお手紙をポストに入れて、遊べるようになっているのです。おうちの人がお手紙を入れて、お子さんにポストから出して受け取ってもらってもいいですね。
シールは色々用意されています。「だいすきだよ」「いっしょにあそぼう」「おたんじょうびおめでとう」「いつもありがとう」「おへんじください」「おてがみありがとう」などと書いてあります。ですから、お子さんはシールを選びながら、自然と文字を読むことになります。
また宛名用に「おかあさん」「おとうさん」「おじいちゃん」「おばあちゃん」などのシールもあります。誰に手紙をあげるか決めてシールを貼るときにも、文字を読むことになりますね。
さらに11月号には「しまじろうの ひらがなかるた」も登場。「ひらがな・かずパソコン」に差し込めば、読み札を読みあげてくれるというスグレモノ教材です。
このように、こどもちゃれんじ・ほっぷには、文字の読み書きにつながる楽しいツールがいろいろ登場します!
ほっぷ「トレインえんぴつ・えんぴつワーク」
こどもちゃれんじ・ほっぷでは、9月号に電車の窓が描かれて電車を模した「トレインえんぴつ」も登場。かわいいケースつきです。「えんぴつワーク」を使って、文字を書く前段階として外せない重要な取り組みが始まります。
まずは鉛筆を正しく持つこと。「トレインえんぴつ」は、年少さんが鉛筆の正しい持ち方を身に付けられるように、軸が三角になっています。しかも芯が4色!年少さんが喜んで鉛筆を手に取ってくれそうです。
削るとこんな具合。1本の鉛筆で4色の線が引けるようになっているのです。
さて、文字を書く前段階で重要なもう1つのことは、筆圧です。ひらがなを書き始める前に、弱すぎない、くっきりした線を引けるようにしておく必要があります。デジタルツールが広がっている昨今は、今まで以上に鉛筆を実際に手にして、筆圧トレーニングをする必要があると思います。
そこで役立つのがこどもちゃれんじ・ほっぷの「えんぴつワーク」です。例えば10月号では、年少さんがトレインえんぴつで正しく鉛筆を持ち、4色で楽しく筆圧練習をしていけるようになっています。
えんぴつワーク10月号の中身を少し紹介しますね。
このページでは、ジュースがなくて泣いている子供達のために、コップの中にトレインえんぴつでジュースを描いていきます。コップは大きいので、運筆練習としては塗りやすいはず。端の方は、はみ出さないように注意して塗ります。
「えんぴつワーク」は緻密に作られていて、だんだんステップアップしていきます。ここでは消防士さんを手伝って火を消すという設定で、狭い範囲(火)を隠すように塗っていきます。
さらに、長い線を書く練習もします。道からはみ出さないようにコントロールしながら、伸びやかに書いていきます。
「えんぴつワーク」は緻密に作られていると上に書きました。長い線を引く練習もしますが、逆に短い線を引く練習もします。魚をつるという設定で、つりざおから魚まで糸を描きます。どこからどこまで線を引くのかを見定めてから、鉛筆を自在に動かす練習です。
なお、えんぴつワークは月ごとにステップアップしていきます。鉛筆を持って、いろいろな書き方に取り組んでいきます。そしてついに、1月号で始まるひらがなのなぞり書きへとつながっていきます。うまくできていますよ!
ほっぷ「どうぶつバランス・パズル」
こどもちゃれんじ・ほっぷが扱うのは、文字に関する学びばかりではありません。
たとえば10月号のエデュトイには「どうぶつバランス・パズル」もあります。動物を模したプラスチックの中には、ボールが入っているものも。このボールがあるためにうまく積めず、バランスをとるために試行錯誤することに。
「どうぶつバランス・パズル」では、10月号絵本に出てくるお題にチャレンジしたりしながら、いろんなタワー作りに挑戦していきます。
年少さんは、狙いどおりに積むために、ボールの有無でどう違うか観察することになります。つまり観察力が養われていきます。
また積めなくて失敗したり試行錯誤したりしながら、どうしたらうまくいくのか自分で考えるようになります。手を動かしながらの実体験を通して、思考力も養われていきます。
「ひらがな・かずパソコン」と連動させて遊ぶこともできます。しまじろうがお題を出してくれるので、年少さん1人でタワー作りに取り組めるようになっています。
他社の思考力アプリなどでも、端末上でパズル問題に取り組むことができます。でもこどもちゃれんじ・ほっぷ「どうぶつバランス・パズル」では、あえてデジタルではなく、実際に自分の手で動かして体験することに重きを置いているのです。
なお、WEBで配信される動画を見ながら、お姉さんやしまじろうと一緒にタワー作りをすることもできます。
おうちの人は動画を見せるだけOK。動画のおかげでお子さん1人で取り組めるし、よくできてる「どうぶつバランス・パズル」のおかげでしっかり思考することになるので、便利です!
ほっぷ「絵本」と「キッズワーク」
こどもちゃれんじ・ほっぷには、絵本とワークブックもあります。あえて専用タブレットを取り入れていない「ほっぷ」らしく、どちらも年少さんにふさわしい「自分の手を使って学べる」教材となっています。
絵本
こどもちゃれんじ・ほっぷは毎月届けられる教材ですから、絵本も、その季節や時期に年少さんにぜひ体験してほしいことなどを取り上げてくれています。
例えば10月号では「どんぐり」について紹介。どんぐりを集めて「観察」することや、「分類」するという、科学的な観点にまで踏み込んでいます。
一口に「どんぐり」と言っても、実は様々な種類があるのだそう。この絵本を読むまで、私はそんなことを気にしたことがありませんでした。お子さんに「いろいろ教えたい。いろいろなことに興味をもってほしい」というご家庭に、ほっぷ絵本は役立ちそうです。
絵本は保護者向けアドバイスつき。お子さんにどういう点に注目させるとよいかなどが書かれているので、安心です。
シールを貼って取り組むページもあります。
工作ができるページもあります。おうちの方が少し手伝う必要がありますが、親子で楽しむネタが増えるとも言えます。
また、こどもちゃれんじらしく、しまじろう達もしっかり登場。10月号の話題の1つは運動会。幼稚園・保育園での運動会に楽しく参加できるよう助けてくれる内容になっています。
「キッズワーク」
こどもちゃれんじ・ほっぷ「キッズワーク」は、言ってみれば「お勉強」のための教材。とは言っても、年少さんが取り組みやすい、楽しそうなページばかり。シールを貼りながら取り組むので、学習へのハードルが低いです。
ほっぷ「キッズワーク」は「言語」「数量・図形」「論理」の分野をカバー。年少さんの発達に適した、例えば次のような問題に取り組みます。しっかりお勉強させてくれますよ!
なお、キッズワークには通常の「きほんタイプ」に加えて、「発展タイプ」もあります。「発展タイプ」には「きほんタイプ」の問題よりも少し難しい4課題がプラスされています。嬉しいことに、料金は変わりません。
「きほんタイプ」では物足りない年少さんは、「発展タイプ」を選ぶとよいですね。逆に、無理せずやりきることを重視したいご家庭には「きほんタイプ」がおすすめです。入会後の変更もできます。
こどもちゃれんじ・ほっぷの評判
SNSで見られるこどもちゃれんじ・ほっぷの評判や口コミを見ていきましょう。
エデュトイがよい
ほっぷ4月号のひらがなパソコンは魅力的だった(Xより引用)
こちゃれ年少届いた。ひらがな覚えるのに役立つと聞いて導入した(Xより引用)
娘ちゃん、こどもちゃれんじ始めた!もうずーーーーっとやりたい!っていってて、荷物届くたびに「しまじろう?」って聞かれてたので頼んだよ。ひらがなパソコンもバスもめちゃくちゃ気に入ってて、ずーっと遊んでるから始めてよかった(Xより引用)
春から年少さんなのでどの通信教育にしようかなと検討中……こちゃれは息子がおもちゃに期待しているかつ、しまじろう好きなので継続(Xより引用)
発達の目安に役立つ
月齢毎の発達の目安や、おもちゃ・絵本のレベル把握にとても役に立った(Xより引用)
集団生活に役立つ
幼稚園とは?的な内容が欲しくて年少こちゃれしてた(Xより引用)
紙とデジタル両方あるのがよい
ほっぷ、子の成長とマッチして継続してて良かった!ペーパーワークとアプリゲーム&デジタルワーク両方あるのって結構貴重なのでは?(Xより引用)
年齢に合わない
こちゃれやZ会のカリキュラム見ると「息子は年少の内容習得しちゃってるな…?」ってなる。(Xより引用)
SNSを見てみると、やはりこどもちゃれんじの強みであるエデュトイをお子さんが喜んでいると、評判がよいようです。
また、こどもちゃれんじを続けることで、どの程度のことができていればよいのかという発達の目安がわかるという口コミもありました。
ほっぷでは幼稚園・保育園での生活なども扱ってくれるので、それが集団生活に役立つという評判も。
さらに、こどもちゃれんじ・ほっぷはWEBで動画なども利用できるので、紙教材とデジタル教材の両方があるのがよいという口コミもありました。
一方で、学習が進んでいるお子さんなどには、ほっぷは簡単すぎるという口コミも散見されました。年少さんが年中向け「すてっぷ」を先取り受講するケースもあるようです。
上記のようなSNSの評判・口コミは参考になりますね。とはいえ、なんといってもお子さんに試してもらうのが一番です。無料お試し教材を取り寄せてもよいですし、できたら実物を使ってみるのが、断然分かりやすいです!
そこでおすすめしたいのが「12月特大号」です。12月特大号なら、1ヵ月のみの受講OK(通常は最低受講期間2ヶ月)。しかも内容が充実しています。時期的にクリスマスプレゼントとしてもおすすめです。年少さん向け教材でお悩みの方は、気軽に試してみるチャンスです!
こどもちゃれんじ・ほっぷの金額
最後に気になる金額について確認しておきましょう。
こどもちゃれんじ・ほっぷの受講費は次の通りです。
12ヶ月一括払い | 月あたり2,460円(税込) |
毎月払い | 月々2,990円(税込) |
12月特大号は内容が充実しているのにお値段は同じ。12月号に限り1ヵ月のみの受講もOKなので、実物でお子さんとの相性を確かめたい方に絶好のチャンスです!まずは12月号を使ってみてから、継続するかどうかを決めることができます。
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