こどもちゃれんじの「しまじろうクラブアプリ」。追加料金0円で楽しめるデジタルコンテンツです。公式サイトにアプリの体験版が掲載されていたので、吟味してみました。受講コースごとの特徴やメリットを口コミしますね。
しまじろうクラブアプリとは?
「しまじろうクラブアプリ」とは、こどもちゃれんじの受講者が追加料金なしで利用できるデジタルコンテンツ。2021年3月末に配信が開始しました。スマホやタブレットで視聴します。
しまじろうクラブアプリには、それぞれの受講コースに沿った教材の映像やアニメ、デジタルワークなどが含まれます。
デジタルワークは自動採点されるので、お子さんが一人でも取り組むことができます。また紙ワークのポイントを動画で解説してくれるので、紙ワークが解きやすくなるというメリットも。
紙教材の幼児通信教育にデジタルコンテンツが無料で追加されるのは、こどもちゃれんじに限ったことではありません。例えばZ会幼児コースも、2021年4月からデジタルワークの配信が始まりました。しかしZ会の配信は年に4回のみ。それに対し、しまじろうクラブアプリでは新しいコンテンツが毎月配信されます。お得です!
しまじろうクラブアプリの登場で、こどもちゃれんじは学びの幅が広がりそうです。アプリのコンテンツは受講コースによって異なります。どんなことが扱われるのか、どんなメリットがあるのか、受講コースごとに、体験版から分かったこと、感じたことを口コミしていきますね。
「しまじろうクラブアプリ」対象コース
★こどもちゃれんじ・ぷち(1~2歳向け)
★こどもちゃれんじ・ぽけっと(2~3歳向け)
★こどもちゃれんじ・ほっぷ(年少向け)
★こどもちゃれんじ・すてっぷ/すてっぷタッチ(年中向け)
★こどもちゃれんじ・じゃんぷ/じゃんぷタッチ(年長向け)
ぷち(1~2歳向け)のアプリ口コミ
歌遊び
1~2歳といえば、歌やリズムに合わせて体を動かしたり、一緒に歌ったり、ごっこ遊びをするのが好きな時期ですよね。『こどもちゃれんじ・ぷち』のしまじろうクラブアプリでは、そんな1~2歳児にぴったりの楽しい歌遊びが配信されます。
例えば、「まなお姉さん」の歌とダンスのリードで、動物の真似をして体を動かして遊びます。
しまじろうクラブアプリ体験版より引用
動画を見ながら、お子さんが一緒に踊ってくれそうですね。
実はこの歌遊び、『こどもちゃれんじ・ぷち』のエデュトイ(知育玩具)と連携しています。『こどもちゃれんじ・ぷち』では、2021年春に新しいエデュトイ「おしゃべりことばトランク」が登場します。トランクの中にピースを入れると、日本語や英語でおしゃべりしてくれるというもの。そのピースで使われている言葉が、歌の中にも出てくるように作られています。
エデュトイと動画の相乗効果で、楽しみながら言葉がぐんぐん増えていく仕掛けになっているようです。
エデュトイの紹介
『こどもちゃれんじ・ぷち』しまじろうクラブアプリには、まなお姉さんがエデュトイ「おしゃべりことばトランク」を使う映像も収録されています。お姉さんが一緒に遊んでくれる感覚です。
しまじろうクラブアプリ体験版より引用
これは、ママやパパにとってのヒントにもなると思いました。エデュトイは楽しいので、お子さんはどんどん使ってくれると思います。しかし親としては、ただエデュトイを与えるだけでなく、お子さんの遊びに上手に関わりたいもの。まなお姉さんを見ることで、「こんな言葉がけをするといいのか」などと気づくこともありそうです。
リトミック
『こどもちゃれんじ・ぷち』しまじろうクラブアプリ体験版には、人気の習い事、リトミックのコーナーもありました。まなお姉さんと一緒に、リトミックを楽しみます。
しまじろうクラブアプリの特徴の1つは、お家にいながら習い事体験までできるというもの。お子さんが「できる」ことが増えていきそうです!
絵本の読み聞かせ
『こどもちゃれんじ・ぷち』の教材の1つである絵本を、まなお姉さんが読み聞かせてくれます。
絵本はママやパパが読み聞かせてあげるのが一番よいと思いますが、「ちょっと今は忙しくてムリ!」なんていう時に便利かも。
まなお姉さんは感情たっぷりに読んでくれます。読み方の参考になるかもしれません。
ぽけっと(2~3歳向け)のアプリ口コミ
ぽけっとから遊び・学びが出てくる
『こどもちゃれんじ・ぽけっと』のしまじろうクラブアプリ映像には、「今週のあそびまなび ぽけっと」というタイトルがついています。
まなお姉さんのいる部屋はポケットがいっぱい。ポケットから色々なお楽しみが出てくる仕掛けになっています。『こどもちゃれんじ・ぽけっと』の教材絵本などもポケットから出てくるので、お子さんの学びへの興味をうまく引き出してくれそうです。
しまじろうクラブアプリ体験版より引用
「はてなくん」登場
『こどもちゃれんじ・ぽけっと』の教材には、人気エデュトイ「はてなくん」があります。はてなくんは音声ペン。絵本にタッチすると音声が流れて、言葉や知識をインプットできるスグレモノ教材です。
しまじろうクラブアプリ映像では、まなお姉さんが、はてなくんを使った遊び方を見せてくれます。
しまじろうクラブアプリ体験版より引用
2~3歳といえば自我が育ち、「自分でやる!」と主張することが多くなる時期でもあります。ママ、パパの助けを借りるよりも映像でお姉さんに見せてもらった方が、すんなり取り組めることもあるかもしれません。
また、まなお姉さんが「~~できたかな?」と尋ねてくれるので、「できた」が増えて、お子さんの達成感につながりそうです。
絵本の読み聞かせ
『こどもちゃれんじ・ぽけっと』しまじろうクラブアプリの中でも、絵本の読み聞かせがあります。
体験版では「ぱんちゃんとサンドイッチ」というお話しをお姉さんが読んでくれます。
このお話は、パンにジャムやハムやチーズを載せてサンドイッチを作っていると、レタスやトマト達も「サンドイッチに入れて!」とやってくるというもの。まなお姉さんは自分の手を具材に見立てて重ねていきます。
しまじろうクラブアプリ体験版より引用
アプリ中の絵本読み聞かせは、忙しくてお子さんに絵本を読んであげられない時の助けになるのはもちろんのこと、「こんな風に手遊びのように読んであげることもできるのか」と、ママ、パパにとってのお勉強にもなりそうです。
おうちで習い事
体験版には収録されていませんが、『こどもちゃれんじ・ぽけっと』のしまじろうクラブアプリには、「おうちで ならいごと」コーナーも配信される予定です。
こどもちゃれんじ公式サイトによると、プロ講師によるレッスンなのだそう。
コロナ感染予防のため、習い事に出かけるのを控えたいご家庭も多いことでしょう。しまじろうクラブアプリによって、安全な家庭内で、無料で習い事体験ができるのはお得ですね。
ほっぷ(年少向け)のアプリ口コミ
デジタルワーク
『こどもちゃれんじ・ほっぷ』から、教材に「キッズワーク」(紙のワークブック)が登場。ひらがな、かず、形、論理などのお勉強が始まります。それに伴って、しまじろうクラブアプリには「デジタルワーク」が配信されます。
紙のキッズワークで学習したことを、アプリのデジタルワークで強化できるようになっています。『こどもちゃれんじ・ほっぷ』のデジタルワークでは、「ひらがな」「かず」の問題が合計で約220問以上配信される予定だそう。
ひらがな
『こどもちゃれんじ・ほっぷ』のデジタルワークひらがなの学習は、例えばこんな感じ:
しまじろうクラブアプリ体験版より引用
似ているひらがな「き」と「さ」を区別する問題ですね。問題文は、はっきりした声で読み上げられています。ですから、まだ問題文を読めなくても、お子さんはストレスなく取り組むことができるはずです。
ちなみにこの問題は、問題文中の「き」と同じ形の字を選択肢から探せば答えられますね。選択肢がシンプルで分かりやすいのもよいです。「同じ形を探す」のは、文字を覚えるのに効果的な方法です。よく考えて、問題が作られているなと思いました。
答えるためのボタンが大きくて、年少さんが取り組みやすいように工夫されてもいます。
かず
かずの学習は、デジタルワークではこんな風に出てきます。
しまじろうクラブアプリ体験版より引用
ドーナツを「いーち、にー、さーん」と数えていけばよい問題ですね。いわゆる「1対1対応」というものです。かずの学習の基本中の基本なので、しっかりできる必要があります。
しまじろうクラブアプリのデジタルワークは紙のキッズワークに対応して、基本から順に着実に積み上げられていくようになっているのがよいです。
ちなみにデジタルワークは、もちろんすべて自動採点されます。ですのでお子さんが1人で取り組むことができますよ。
しまじろうクラブアプリ体験版より引用
なお、デジタルワークの問題は、取り組む度に出題順が変わるのだそう。紙のワークと違い、繰り返しできるのがいいですね。
すてっぷ/じゃんぷ(年中/年長向け)のアプリ口コミ
毎月90問配信でたっぷり学習
年中や年長さんともなると、学習の難易度が上がってきます。紙のワーク(キッズワーク)での学びをフォローして、しっかり力をつけさせてあげたいところ。またお勉強が大好きで、紙のワークをすぐに終わらせてしまうお子さんもいることでしょう。「もっとやらせてあげたい」というご家庭もあることと思います。
そんな場合に、しまじろうクラブアプリのデジタルワークが活躍しそうです。毎月90問配信されるのだそう。もちろん自動採点されます。たっぷり、どんどん学習できそうですね。
ストーリーの中での学び
『こどもちゃれんじ・すてっぷ』『こどもちゃれんじ・じゃんぷ』のデジタルワークは、ストーリー仕立ての設定で問題が出題されていきます。
しまじろうクラブアプリ体験版より引用
ここでは、ガオガオさんの車に乗って進んでいく中で、色々な問題に遭遇するという設定になっています。お子さんを、デジタルでの学習にうまく引き込んでくれると思います。
デジタルならではの動きのある学習
デジタルワークは紙のワーク(キッズワーク)と連動し、言葉や数や図形などの学習ができるようになっています。
指で触れて図形の向きや位置を変えてみるなど、紙のワークでは不可能な動きのある学びができるようにもなっていますよ!ゲーム感覚で取り組めるので、お子さんにとって楽しいはず。
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しまじろうクラブアプリ体験版より引用
紙ワークの解説動画あり
『こどもちゃれんじ・すてっぷ』『こどもちゃれんじ・じゃんぷ』しまじろうクラブアプリには、キッズワーク(紙のワーク)の問題についての、先生やアニメによる解説動画もついています。キッズワーク紙面にあるQRコードをスマホなどで読み取るだけで、簡単に解説動画を見ることができます。
解説動画は、解説が必要な問題すべてに対してついているのだそう。親切ですね!これによって、ママやパパが隣にいて教えてあげなくても、お子さんは一人でワークに取り組むことができます。またつまずきやすい点をアニメで解説してくれるので、分かりやすくなります。
ママ、パパが解説動画を見て「こういう説明の仕方をすれば、子どもに伝わりやすくなるのか」とヒントが得られるメリットもありそうです。
理解度チェック機能あり
『こどもちゃれんじ・すてっぷ』『こどもちゃれんじ・じゃんぷ』しまじろうクラブアプリには、「理解度チェック&アドバイス」機能もついています。
まずは、アプリ内でお子さんに理解度確認のための問題を解いてもらいます。次に、保護者がお子さんの学習状況などについての質問に答えます。すると即座に、お子さんの現段階での理解度と個別のアドバイスが生成されます。最後に振り返りとして、同じテーマで、お子さんの理解度に合った問題が出題されるというシステムです。
お子さんの理解度を把握したり、学習をサポートしていくのに役立ちそうです。
「しまじろうクラブアプリ」口コミまとめ
しまじろうクラブアプリには、次のメリットがあることが分かりました。
「お子さんに動画はあまり見せたくない」「幼いうちからスマホやタブレットを使わせたくない」というご家庭もあることでしょう。しまじろうクラブアプリは絶対利用しなければならないものではないので、安心してください!タダなのですから、使わなくても損になりませんね(^^)
ただ、しまじろうクラブアプリはYouTubeなどと違って、ついついダラダラいつまでも見てしまう心配がないというメリットもありますよ!
すき間時間や、お子さんの相手ができない時や、お子さんが取り組みたいと思った時などいつでも、しまじろうクラブアプリを上手に使って、知育に役立てられるといいですね。
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