
幼児ポピーの教材を徹底検証したので、口コミしますね。画像たっぷりなので参考にしてください。
幼児ポピーの評判が良いらしい!
幼児用の通信教育教材は、いろいろ種類がありますね。各社のサイトを見ると当然ながらどれも良いことばかり書いてあって、どれが一番良いのか迷います。

追記:2019年春に英語教材「ポピーKids English」もリリースされました。
幼児ポピー・各コースの教材は?
2~3歳児向け「ポピっこ・ももちゃん」
3~4歳児向け「ポピっこ・きいどり」
4~5歳児向け「ポピっこ・あかどり」
5~6歳児向け「ポピっこ・あおどり」
2023年4月にポピーは大リニューアル!年齢に応じてデジタルコンテンツが拡充します。
コンテンツ | 2~3歳 ももちゃん | 年少 きいどり | 年中 あかどり | 年長 あおどり |
---|---|---|---|---|
学習アプリ | 隔月 | 隔月 | 毎月 | 毎月 |
クイズ | 年6回 | 年6回 | ||
DLプリント | 毎月 | 毎月 | 毎月 | 毎月 |
運動動画 | 年3回 | 年4回 | 毎月 | 毎月 |
読み聞かせ | 毎月 | 毎月 | 毎月 | |
英語アニメ | 毎月 | 毎月 | ||
ダンス動画 | 隔月 | 隔月 | ||
大判シート | 隔月 |
年中さん用「ポピっこ あかどり」の中身

それでは姪から借りてきた年中児用「ポピっこ あかどり」5月号の中身について、口コミしますね。
メイン教材「わぁくん」
まず開いてみたら、ページがこんなに長くなりました。これだけで子どもが喜びそうです!
実はこのページ、付録に付いてきたカラフルな紙を使って、親子でペープサートを作って遊ぶための舞台なのです。ペープサートを用意する際に、子どもにはさみを使わせたり、紙を折ったりテープでとめたりして、手先を使わせるように工夫されているのですね。
そしてこのペープサートの舞台には、1~10までの数字が並べてあります。親子で楽しくおしゃべりをしながら、数字を唱えて遊べるように用意されているというわけです。実によく考えられていると思います!
ページを少しめくると、次はゴミ収集車が出てきました。
社会の勉強までできるのですね。
特に乗り物好きな男の子にとっては、たまらないページなのではないでしょうか。
驚いたことに、ゴミ収集車の色々な部分の名称が細かい!緑色のマルで囲んだ部分には、次の言葉とそれに関する説明があるのです:
「無線機」「スピーカー」「サイドミラー」「消火器」「テールゲート」「ナンバープレート」「緊急停止ボタン」「清掃作業員」などなど・・・
子どもは興味のあることはどんどん覚えてしまいますから、こうして図鑑のように新しい言葉の刺激を与えてあげるのも大切ですね。
ちなみにゴミ収集車の中には、甥っ子が貼ったゴミのシールが入っています。随所に遊びの要素があるのが、ポピーが評判通りに良いところだと思います。
ポピーで理科の勉強もできるんですね。各ページには、親御さんがどうやって子どもに問いを投げかければよいか、説明があります(赤丸部分)。
このページの赤丸には:
「こんな手、見たことある?」「指は何本ある?」などと声をかけながら、だれの手なのか推理してみましょう。自分の手を重ねて大きさや指の形を比べてみましょう。
とのヒントがあります。親からの働きかけについてアドバイスが随所にあるのが嬉しいですね。
子ども向けの説明(緑色のマル)とともに、親向けのさらに詳しい解説(赤色のマル)も。この詳しい解説のお陰で、子どもの求めに応じて、さらに知識を与えてあげることもできるので助かりますね。
さらにページをめくると、パンケーキのお話が始まりました。10ページ分の絵本です。絵本1冊分入っていても月額1,100円(税込)ですから、お安いですね! これが評判の良い理由の1つかも!
この絵本の後は、パンケーキを作るページが登場します。
子どもが好きなシールを好きな場所に貼ってパンケーキを完成させます(緑矢印部分)が、それに加えて、本当のレシピ(赤丸部分)も書いてあります。親子で本物のパンケーキが作れるようになっているのです。子どもと楽しく時間を過ごすアイデアが満載なのが、「ポピー」の魅力の1つだと思います。
ドリル絵本「ドリるん」
まず、見本通りにケーキを箱につめるというページが登場しました。
子どもは左側の見本の絵柄を見ながら、右側の箱の中の正しい場所に、正しいケーキのシールを貼っていきます。
赤丸部分の解説によれば、「空間での位置関係を把握する問題」なのだそうです。子どもの「空間力」「観察力」を養うことを狙いとしています。
さらにページをめくると、左側には、ひらがなの「か」を読むページが出てきました。子どもはシールの中から正しい文字(か)のシールのみを選んで、文字が抜けている場所に貼ります。自分でシールを貼り、文章が完成したら、出来上がった分を音読します。シールを貼ることで文ができる。子どもに達成感を与えることにもなりますね。
右側は「仲間分け」のページです。同じ条件の仲間を集めることは、数の学習の基本になるのだそうです。また同じ生き物を線が重ならないように注意して囲むことは、文字書きの準備として大切な、しっかりした線を引く練習にもなります。
緑色のマルの中は、甥っ子が貼った、生き物のシールです。シール遊びはあちこちに出てきます。子どもが楽しく取り組めますね。
何枚かページをめくると、今度はお寿司のページが出てきました。上の見本と同じになるように、下にお寿司のシールを貼るというものです。これは、空間での位置関係を把握する力を養うことにつながるそうです。
右は運筆練習のページです。ひらがなの「し」を書くための下準備です。
ひらがなを書き始める前に、しっかりした筆圧と正しい鉛筆の持ち方で、ただの線やマルを書く練習をすることはとても大切です。その訓練をしないままできたせいか、例えば中学生になっても筆圧が極端に弱く、薄くて読めないような文字を書く人がいます。低学力の生徒によくある特徴です。
ポピーではひらがなを書き始める前に、まずこのようなページで運筆練習を行ってくれるのが良いと思いました! ポピーの評判がよいのは、こういう基本的な部分がしっかりしているからなのだろうなと思わされました。
さて、さらに迷路のページもありました。
子ども達は迷路が大好きですね。右上の解説によれば、迷路遊びは「先を読む力」を鍛えるのだそうです。迷路によって「推理力」「空間力」の訓練になるそうです。
さらに何ページかめくると、数のページになりました。えびやタコの足と靴を線で結んで対応させて、「足りる」「足りない」を考えさせる問題です。数が足りるか足りないかは、算数の基本になりますね。幼児ポピーは遊び感覚で、算数の土台も身に付けさせてくれるのですね。ポピーの評判の良さが納得できます。
右ページは、また迷路です。子どもはチューリップの花だけを通らなくてはなりません。これは数の学習の基本となる「仲間分け」の問題だそうです。ここでは色に惑わされないことが大切になります。色に惑わされないようにすることで、脳はよけいな情報の削除を行うのだそうです。迷路が子どもの脳を鍛えてくれるのですね。
さらにページを進むと、「かえる」「ぞう」「きりん」「あり」の数を数えるページになりました。かえるとぞう、きりんとあり、大きさは違いますが、数は同じということを認識して数えさせるのが大切なのだそうです。数を数えられたら、子どもは数字のシールを貼ります。
右のページは見本の飛行機と同じものを探すというもの。頭の中で飛行機を回転させなければなりませんから、空間認識力や、どう見えるかを考える想像力が必要になりますね。大人でもすぐに答えを出すのは難しいかも? よく考えられた問題だと思います。
最後に紹介するのはお買い物のページ。お客さんの言うことばに合わせて、正しい野菜や果物のシールを貼るというものです。「ちゃいろくてながいのをください」「しろくてふといのがほしいです」などと言うお客さんの言われた通りのものを選びます。このページで、ものの様子を表す言葉を子どもたちは学習します。
このようなことは、生活の中で親御さんが豊かな言葉を語り掛けることでも教えることができますが、シールを貼りながら、遊びの中で確認することは、子どもにとって楽しい作業になりますね。
以上のように、「ドリるん」には、プロの視点で子どもの知能を育てるために考え抜かれた工夫が盛りだくさんです!しかも楽しそう!子どもは楽しくなければやりませんからね。とても素晴らしいと思いました。
情報雑誌「ほほえみお母さん&お父さん」
「ほほえみお母さん&お父さん」には親御さんからのお手紙を紹介して、情報交換ができる場となっています。子育て中のママ・パパに悩みはつきものなので、「ほほえみお母さん&お父さん」を通して、解決できたり、共感したり、励みになったりすることは多いのではないかと思います。
また、この雑誌には、「ドリるん」の使い方や気を付けるべきことなども書いてあります。
そして「やくそくカレンダー」というものもついていて、壁などに貼って、親子で決めた約束事を子どもが守れた日は色塗りできるようになっています。
この他、初めに書いたように、年に4回、「きせつしんぶん」と「特別教材」のお届けがあります。
これだけ教材が充実しているのに、1ヵ月1,425円(税込)とは、とてもコスパのよい教材ですね。幼児ポピーの評判がよいわけです。「幼児ポピー」の名前だけは以前から知っていたのですが、今回実際に教材の中身を見て、とてもよく作られているなあと感心しました。
試してみて、お子さんには簡単すぎる、あるいは難しすぎるといった場合は、ちがう年齢のコースを使うこともできます。ポピーは4コースもあるので、その点が安心です。
脳活動測定実験
他の幼児向け通信教材と比較した際のポピーの強みに、ポピーの「科学的な裏付け」があります。
幼児ポピーでは、教材を作るにあたって、毎年「脳活動測定実験」をしているのだそうです。幼児ポピーを使っているときに子どもの脳のどの部分がどのように活動しているかを測定して、教材の効果を科学的にも裏付けしているのだそう!
そうと知れば安心して子供の知育に利用できますね!
パワーアップした「もじ・かず・ことば」
2019年4月リニューアルで、年中用「あかどり」と年長用「あおどり」が、よりいっそう「もじ・かず・ことば」を学べるようになりました。これは効果的に入学準備をするためですが、「がっつりお勉強?」と思いきや、ポピーらしい楽しいページばかりです。リニューアル後の教材から紹介しておきますね。
もじ
絵の中に隠れているひらがなを見つけたり、シールを貼りながら取り組むなど、ゲーム感覚で学習させてくれます。
例えば年長用「あおどり」ドリるん6月号に登場する、小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」がついた言葉の学習を取り上げてみましょう。
上の問題は、誤った言葉の方に行くと、岩にぶつかって進めなくなるという仕掛け。子供は親に間違いを指摘されるのはイヤかもしれませんが、こんなゲーム仕立てなら楽しいですね。
こちらは「正しく注文している方のお皿に、食べもののシールを貼る」というもの。カラフルな絵にシールを貼りながらの学習なので、子供には「勉強させられている感」がないでしょうね。ポピーは子供を楽しませることが得意だな~と感心してしまいます。
さらにこの6月号では、「やゆよつ」と「ゃゅょっ」の使い分けをするページもあります。同じテーマについて、切り口の異なる類題で繰り返し学習できるのがいいですね。
ここでもシールを貼って解答します。遊び感覚で学習できるのがポピーの強みですね。
かず
「かず」についても、幼児ポピーの学習は楽しいです。やはりリニューアル後の年長「あおどり」ドリるんから紹介しますね。
上の問題は、りんごに届くようにこびとのシールを貼るというもの。こびとのシールを貼り終えると、階段状の絵が完成します。これによって、数字が大きくなるにつれて、数もだんだん増えていくということを視覚的に理解することができます。
上の問題は、迷路を通りながら、ものの数を数えていくというもの。「食べ物」と「光っているもの」を別々に選びながら進むので、「仲間分け」の学習にもなっています。
こちらは1から10までの数の順番の学習。数字と赤いマルのシールを順番に貼っていきます。
上段のスペードのマークや下段の赤いマルがあることで、数字とそれが表す数の結び付けができるようになっていますよ。
ことば
幼児ポピーには、ことばや表現力を養う学習もあります。リニューアル後の年長「あおどり」ドリるんから1つ紹介しておきますね。
こちらは、下の「なぞなぞ」はどの果物や野菜のことのなのか考えるというもの。まとまった文章を自分で読む練習にもなりますね。
親子で別のなぞなぞを作り合うのもいいですね。表現力を養うことができます。
幼児ポピーまとめ
幼児ポピーのような通信教材を使うメリットの1つは、早いうちから、お子さんに学習習慣を付けさせることができるということです。毎月届くので、継続的に親子で取り組むことができます。
近年の傾向として、小学校に入学しても教室でじっとしていられない子、授業に集中できない子、家庭で宿題を全くしない子など、いわゆる「小1プロブレム」の問題があります。
幼児ポピー(あるいは別の教材)で、少しずつでいいので、是非、日々の生活の中に、お子さんと楽しい「お勉強タイム」を持ってください。そうすることで、お子さんに学ぶことの楽しさを経験させてあげてください!入学前に、生活の中で当たり前のようにちょっとの「お勉強タイム」を持つことが、学習習慣を身に付けることにつながります!
小学校に入る前に、お子さんが
という気持ちを持つことができるように、幼児用教材を、賢く使いましょう!
そのために、今回検証して評判通りによいと分かった幼児ポピーはおすすめです!とにかく楽しいので、お子さんにとって、取り組みやすいはずだからです。
なお、ポピーには英語に特化した ポピー Kids English もあります。ポピペンという音声ペンを使い英語音声をたっぷり聞き、しっかり小学英語に備えられる教材となっています。

幼児ポピーは楽しいので、学習習慣をつけやすいです。楽しさとコスパで選ぶなら、他の幼児通信教育と比較して、ポピーが一番じゃないかな、と思います。

元中学校教師で現在プロ家庭教師。家庭教師という職業柄、ご家庭からお子さんの家庭学習について相談を受けることが多い。そこで、様々な最新の通信教材を実際に手にしたり自分で受講して精査し、ご家庭にアドバイス。その教材研究や経験に基づいて、この記事を執筆しました。