数ある小学生通信教育の中でも、教科書を超えた内容を学習できる、名探偵コナンゼミ(旧「まなびwith」)とZ会。どっちが良いのか、徹底比較します!
教育改革に向けた小学館&Z会の対応
小学館は、2020年の教育改革への対応として、人気通信教育ドラゼミを終了させ、2019年春に「まなびwith(ウィズ)」をスタートさせました。そのまなびwithをさらにリニューアルしたものが2021年4月に登場した名探偵コナンゼミです。
一方で、Z会小学生コースもやはり教育改革に向けて、2020年春に1年生向けタブレットコース開始、1・2年生に英語追加、全学年でプログラミング学習開始など、大幅リニューアルしました。
このような教育改革への対応、【ワークブック⇒課題提出&添削を受ける】というスタイルなど、名探偵コナンゼミ(旧まなびwith)とZ会小学生コースには共通点が多いです。数ある小学生通信教育の中でも、特に難易度の高いものをさせたいとお考えの家庭では、名探偵コナンゼミ とZ会のどっちが良いかと迷う場合が多いのでは?そこでこの記事では、これら2つの小学生通信教育を徹底比較します。
名探偵コナンゼミ・Z会通信教育比較
国語がオリジナル問題という共通点
小学生向け通信教育は色々種類がありますね。どれを選ぶか比較して決める際の大きなポイントの1つは、教材が教科書準拠であるか、オリジナル問題であるかという違いです。
小学生向け通信教育にはどのようなものがあるかについては、詳しくはこちらをご覧ください。
お子さんが学校の授業を理解・復習していくこと、基礎・基本をしっかり身につけていくことに主眼を置くなら、教科書準拠の通信教育(【進研ゼミ・チャレンジ】、【小学ポピー】 、【Gambaエース】など)が適しているかもしれません。
けれども、例えば小学校の国語の教科書で「おおきなかぶ」を習っているとして、家でも全く同じ文章を読ませるのはつまらないと思う親御さんも多いことでしょう。
「いろいろなお話に触れさせたい、教科書を超えた学習をさせたい」とお考えの場合は、オリジナル問題を作成している、小学館名探偵コナンゼミやZ会小学生コースが断然おすすめです。
小学館の通信教育は、前身のまなびwith、その前のドラゼミ時代から、教科書準拠ではありませんでした。その点で、他の小学生通信教育と一線を画してきた感があります。その特徴は、名探偵コナンゼミにも引き継がれています。
例えばワークブック中の国語。小学1年の国語の教科書では、平均して18作品が扱われているそうです。それと比較し、名探偵コナンゼミ小1コースでは、約3倍の51作品もが扱われます。国語作問者の佐藤友樹先生は次のように説明しています:
「将来に活きる理解力や表現力の土台をつくる教材です。漢字や語彙などの国語の知識だけでなく、理科・社会なども含めた教養が身につく読解や作文問題を作成しています。」
なるほど、教材サンプルを見ると、取り上げられている作品がおもしろい!1年生なのに、主人公の気持ちを理解するために文章を深く読み解く必要がある良問が用意されています。
それではZ会の国語はどうかというと、これまた思考力を要する良問が揃っています。Z会にはスタンダードコースとハイレベルコースがあります(紙教材を選んだ場合)が、スタンダードコースでさえ、なかなか読み応えのあるお話が用意されています。
例えば小1でも、一筋縄ではいかない練られた良問が出題されています。問われている傍線部について、誰の行為なのか文脈から自分で判断しなければならなかったり、答えは傍線部の近くにはないので、物語の展開に注意しつつ文章を最後まで読み取ることが必要だったりするなどです。
国語文章題の難易度は:
名探偵コナンゼミ≦Z会スタンダード<Z会ハイレベル
という感じがします。
算数の比較
名探偵コナンゼミ(旧まなびwith)の算数・図形では、「手を動かして学習」することに力を入れています。例えば名探偵コナンゼミ 小1の算数では、平面図形のパズルを使って、実際に動かして体験する中で、図形感覚が養われていきます。
Z会小学生コースには、そのような実物を使っての学習はないので、図形が苦手な小学生には、名探偵コナンゼミの方が取り組みやすいかもしれません。
計算問題については、名探偵コナンゼミは基礎から応用まで広くカバーしています。一方のZ会小学生では、基礎も教えていますが、基礎を理解した上で、応用・発展的な問題にたっぷりチャレンジさせてくれるという印象が強いです。
より発展的な問題に取り組みたい小学生には、Z会の方がやりがいがあるかもしれません。
というわけで、算数の難易度についてはざっくり言うと:
名探偵コナンゼミ<Z会スタンダード<Z会ハイレベル
名探偵コナンゼミは作文を重視
国語の文章題は、名探偵コナンゼミ(旧まなびwith)とZ会の両社とも、オリジナルの良問を用意しているという共通点は上で述べた通りです。しかしながら1点大きな違いがあります。それは、名探偵コナンゼミの国語には、作文に特化した問題もついているということです。
名探偵コナンゼミでは、毎月の国語のテキストに作文問題が掲載されます。ただし、作文とはいっても、いきなり原稿用紙に書かせるわけではありません。絵を見ながら登場人物のセリフを自由に想像して書き表すなど、楽しく取り組めるように工夫されています。
一方Z会小学生コースでは、5・6年生には「作文」という専科(通常コースとは別のオプション教科)はあるものの、毎月の教材に作文に特化したコーナーはありません。自分の言葉で表現する能力は生涯にわたり重要なこと!その意味で個人的には「ブンブンどりむ」が超おすすめです。
けれども作文のためだけに別途通信教育を利用したくないご家庭で、作文力を強化させたい場合には、1年生から毎月作文練習もできる、名探偵コナンゼミの利用価値は大きいと思います。
なお、Z会で「自分の言葉で表現」する練習はできないというわけではありません。国語の問題に自分の言葉で書く設問がありますし、1・2年生コースの「経験学習」(「生活科」にあたるもの)という科目では、体験したことを「けいけんシート」に自分の言葉で書き表す場面も出てきます。
ただ、数ある小学生向け通信教育を比較すると、名探偵コナンゼミほど作文を重要視しているものはないのではないでしょうか。
作文学習については:
名探偵コナンゼミ>Z会
2020年教育改革への対応比較
名探偵コナンゼミの前身である「まなびwith」が、2020年の教育改革に対応するために、ドラゼミに代わって登場したことは冒頭に述べた通りです。教育改革により、今後ますます求められるのは思考力・判断力・表現力。それらをまなびwithは「かんがえる力」「ひらめく力」「つたえる力」と呼び、教材全体がそれらの力を養うように開発されました。そしてそのアプローチは、名探偵コナンゼミにもそのまま引き継がれています。
例えば国語の作文練習は、「つたえる力」を伸ばすために用意されています。
その他、名探偵コナンゼミには「思考」という教科(?)まで用意されています。「思考」では、通信教育では初の「思考の達人ツール」が導入されています。これもまなびwithをそのまま引き継いでいます。
「思考の達人ツール」とは、深く思考するために使う図のこと。比較の基本を学ぶ「ベン図」、ものごとを複数の視点から見る「くま手図」、色々な分類方法があることに気づく「XYチャート」などの図に言葉を書き込み、自分の考えを「見える」ようにします。そして考えを整理し、深め、さらに表現できるようにするというもの。
小1~小6の6年間で10個のツールを使って思考できる技術を身につけるのだそう。つまり「思考の達人ツール」で思考力・判断力・表現力を育てるというわけですね。
この「思考」という教科や「思考の達人ツール」で、名探偵コナンゼミは、Z会をはじめ、他の小学生通信教育との差別化を図っているように感じられます。
しかしながらZ会も負けてはいません。
Z会小学生コースは、教育改革が議論されるずっと以前から、思考力や判断力を養うことができる優れた良問を用意してきました。それに加えて、2019年春より、1・2年生コースにおいて「みらい思考力プロジェクト」を始動させました。
「みらい思考力プロジェクト」の中心は「みらい思考力ワーク」(オプション教材)です。教科の枠を超えて、論理的判断力・推理力・情報整理力・注意力・試行錯誤力・連想力を鍛えるというもの。複数の情報の中から必要な情報を見つけ出したり、情報の中にひそむ規則性を見抜いたリなど、課題を解決する力や粘り強く問題にあたる力が身につくのだそう。
Z会公式サイト中の2年生「みらい思考力ワーク」の問題例には、まなびwith「思考の達人ツール」に出てくる「ベン図」もありました。どうやら両社とも、思考力を伸ばすには情報を図で整理する能力は重要であるとみなして、教材を作成していくようです。
デジタル教材の活用比較
Z会には、紙教材で学習する「小学生コース」のほか、タブレットで学習する「小学生タブレットコース」があります。Z会小学生タブレットコースは、以前は小3以上のみが対象でしたが、現在は全学年が対象になっています。
タブレットコースならば、自動採点などのオンラインならではの強みがあります。名探偵コナンゼミにはタブレットコースはないので、オンラインで学習させたいご家庭は、Z会一択になります。
さて、名探偵コナンゼミにはタブレットコースはありませんが、デジタル教材もがっつり活用しています。代表的なのが「ナゾトキ」問題の配信です。
名探偵コナンの人気エピソードを使った「ナゾトキ」問題が、毎月8回(週2回)配信されます。PC、スマホ、タブレットで受講できます。
ナゾトキ問題には、国語や算数などの教科内容も盛り込まれています。つまりナゾトキに取り組むことが、そのまま勉強にもなるという仕掛けです。またナゾトキによって、5つのスキル(空間認知スキル・推理スキル・読解スキル・論理スキル・直感スキル)が養われるように設計されています。
まなびwithの時には、東大生らのナゾトキ制作グループAnotherVisionによるナゾトキ問題が教材に含まれていましたが、名探偵コナンゼミではそれはなくなりました。その代わりに「ナゾトキ」オンライン配信の形で強化された感じでしょうか。
なお、名探偵コナン・ナゾトキは紙のワークブックとは別のプログラム(748円/月・税込)です。ナゾトキだけを受講することも、ナゾトキとワークブックの両方を受講することもできます。
プログラミング学習の比較
Z会では2020年教育改革でプログラミング学習が小学校で必修化されるのを受け、「プログラミング学習Z-pro」を導入しました。「プログラミング学習Z-pro」はソニー・グローバルエデュケーションと共同開発された教材。入会時に始まる「フィールド」という通年の取り組みと、その後年4回の課題が、家庭の端末に配信されます。
身近なものを題材に、与えられた課題を解決するために、手順を整理したり論理的に思考しながら、試行錯誤を繰り返します。これによって、「論理的思考力」「問題解決力」「創造力」が養われ、「プログラミング的思考」の土台が作られていきます。
さらにZ会では、「プログラミング学習Z-pro」に加えて、教科学習の中にも「プログラミング的思考」が取り入れられています。「答えが1つでないもの」「常に状況が変わるもの」に対し、試行錯誤しながら解決法を見出していく力(つまりプログラミング的思考力)を育てるのだそう。
一方、名探偵コナンゼミには、「プログラミング学習」と銘打っているものはありません。
というわけで、プログラミングに特化した学習をさせたければ、Z会小学生コースの方がおすすめです。
プログラミングについては明らかに:
名探偵コナンゼミ<Z会
英語学習の比較
名探偵コナンゼミ(旧まなびwith)も、Z会小学生コースでも、小学1年から英語学習が始まります。
名探偵コナンゼミ小1~2年生は、会員専用サイトで、映像やゲームを通して楽しく学習できるようになっています。
名探偵コナンゼミ の英語で注目すべきは、小3~6年生対象の「スゴロクEnglish」。「スゴロクEnglish」はモンスター達と出会い、問題をクリアしながらゴールを目指すというもの。会員専用サイトで利用します。
ゲームのような学習なので「おまけ」程度のものかと思ったらとんでもない!小3~6年までの4年間で、900もの英単語を学び、フォニックスをマスターし、自力で簡単な英文を読めるようになるよう開発されている超スグレモノ教材なのです!
私は英語が専門(元児童英会話教室講師、元中学校英語教員、現在英語家庭教師)です。職業柄、通信教育に含まれる英語については非常に厳しい目で見てしまいますが、たぶん名探偵コナンゼミの英語は、フォニックスを身につけられる点では、他の通信教育の英語と比較して最もおすすめです!
「小学館は思考の達人ツールや作文よりも、もっと英語をアピールすればよいのに!」と営業さんに伝えたくなるほど、名探偵コナンゼミの英語はお世辞抜きで素晴らしいです!!
楽しく英語を学ばせたいご家庭、特にフォニックスを身に付させたいご家庭には、名探偵コナンゼミがおすすめです。
さて、2020年4月から、Z会小学生コースでも、小学1年から英語学習が始まりました。
Z会では、タブレットで学習する「タブレットコース」ではもちろんのこと、紙教材の「小学生コース」でもZ会オリジナル音声ペン(エブリスピーク)を採用し、英語音声を聴いたり、自分の発音を録音・再生したりして学習します。
エブリスピーク音声ペンは、ペンでテキストに触れると、ネイティブ発音が聞けたり、自分の発音を録音して再生できるという便利なツールです。
また聴く英語はストーリー仕立てになっていて、お話しの中に出てきた英語表現を練習したり書いてみたりするように教材ができています。英単語や文章をしっかり書かせる学習や、文法の基礎に通じる内容も含まれているので、さすが質実剛健なZ会だなあと思います。
1つ残念なのは、Z会小学生では、名探偵コナンゼミほど、ストレートにはフォニックスが扱われていないこと。フォニックスについては、名探偵コナンゼミの方が優れていると私は思います。
しかしながら、英単語や英文を紙に「書く」学習は、Z会にはありますが、名探偵コナンゼミ「スゴロクEnglish」にはありません。Z会の方が、中学入学に向けてしっかり「お勉強」をさせてくれます。
またZ会では、小学5年、6年生の全受講者対象にネイティブ講師とのオンラインスピーキングレッスンを開始しました。毎月1回25分程度のレッスンです。追加料金はかかりません。追加料金なしでオンラインスピーキングレッスンを提供している小学生通信教育は、Z会だけです。
というわけで、中学英語の先取りとして英語学習をさせたい場合、オンラインスピーキングレッスンをしたい場合、Z会の方がおすすめです。
名探偵コナンゼミを選んだ場合で、お子さんの英語力をさらに伸ばしたい場合は、市販の英単語を書くドリルなどを、Z会を選んだ場合には、フォニックス教材を別途用意してあげると、万全です。
理科・社会の比較
理科と社会については、名探偵コナンゼミ(旧まなびwith)よりもZ会の方が力を入れています。
まず小1・2年生では、Z会には国語、算数に加えて「経験学習」という小学校の「生活」(理科・社会の土台)にあたる教科があります。しかし、名探偵コナンゼミには同等のものがありません。
また3~6年生向けには、Z会には「理科」「社会」が設置されていますが、名探偵コナンゼミにはありません。まなびwith時代は、年度初めに年間を通して使用する理科・社会の教材があったのですが、名探偵コナンゼミでは、それは無くなってしまいました。
つまり、名探偵コナンゼミでは、直接的な理科・社会の学習はないのです。
しかしながら、名探偵コナンゼミには「複合教科問題」があります。
名探偵コナンゼミ の複合教科問題では、複数の教科で学んだ知識や技能を組み合わせて、問題を解いていきます。学習したことを使って、別の教科や実生活で活用する力を鍛えていくというもの。
理科や社会につながる内容を、条件を読み取る国語の力を使って考えたり、算数の力を使って計算し、生活の知識を整理するなど。
例えば小学1年生では、チューリップの育て方の文章を読み解き、球根の植え方などの生活知識を身に付け、また必要な計算をします。
つまり、名探偵コナンゼミでは、生活科や理科・社会を教科学習にとどめず、更なる学習へと発展させてくれます。
というわけで、単なる教科学習としては、生活科・理科・社会についてはZ会の方が学校での勉強に近い。一方、名探偵コナンゼミでは、生活科・理科・社会については、教科横断的な学習ができると言えるでしょう。
単に教科学習という点で考えると、生活科・理科・社会については:
名探偵コナンゼミ<Z会
中学受験対応・レベルの比較
Z会小学生コースには「スタンダード」と「ハイレベル」の2つのコースがあります。「スタンダード」でさえ「教科書+α(アルファ)」の内容を、そして「ハイレベル」では中学受験にもつながる発展内容を扱います。さらに小学3年生からは「中学受験コース」を選択することも可能です。このコースは、難関国私立中学を目指すコースです。通塾せずにZ会通信教育だけで中学受験対策ができるようにカリキュラムが開発されています。レベルも進度も、Z会の通常のコースと全く異なります。
「中学受験コース」は小学1・2年生にはありません。それは、小学1・2年生は受験に対応可能なしっかりした土台作りをするための時期とみなして、「受験」と名をつけなくとも優れた教材を用意しているということの表われなのでしょう。
Z会通信教育は、東大など超難関大学の合格者を多数出していることで知られています。彼らの合格体験談を読むと、小学生のうちからZ会を利用していたという人が少なからずいます。
難関国私立中学合格を目指すなら、特に通塾を避けたいなら、または将来超難関大学へと進みたいなら、Z会を選んでおく方が間違いがないのではないでしょうか。
ただし4年生頃から中学受験のために通塾予定で、それまでの期間に限って通信教育で基礎力を備えるという戦略なら、名探偵コナンゼミも充分効果的だと思います。思考力・表現力を養う良問が用意されていますし、「ナゾトキ」で地頭を柔軟にしておくという作戦もよいかもしれません。
通信添削の比較
名探偵コナンゼミ(旧まなびwith)とZ会小学生コースは、どちらも課題(テスト)の添削がついています。
Z会小学生コースの学習の流れは、【ワークブックで学習⇒課題提出⇒添削を受ける】というもので、毎月課題の提出と添削があります。
一方、名探偵コナンゼミについては、前身の「まなびwith」の時には毎月添削があったのですが、名探偵コナンゼミに変わってからは、添削回数が年に2回と大幅に減りました。
課題を提出することで通信教育の学習リズムを作りたいというご家庭には、Z会小学生の方が利用しやすいと思います。
ということで、通信添削に関しては:
名探偵コナンゼミ<Z会
お楽しみ要素の比較
どんなに優れている通信教材でも、子どもが続けてくれないことには意味がありませんね。通信教育には、小学生が継続して取り組みたくなるような仕掛けがあると助かります。
Z会では添削課題を提出すると「努力賞ポイント」がもらえます。ためたポイント数に応じて、文房具、図書カード、顕微鏡、天体望遠鏡などの賞品と交換することができます。
一方、名探偵コナンゼミ(旧まなびwith)のお楽しみは、何といっても、名探偵コナンというキャラクターでしょう。
Z会のワークブックは真面目な印象が強いですが、名探偵コナンゼミでは教材のあちこちにコナン君が登場します。ぱっと見た時に楽しそうです。コナン君のおかげで学習へのハードルが下がります。
さらに「ナゾトキ」も受講するなら、お楽しみが増えることでしょう。「ナゾトキ」が終わると、画面で「通信教育の問題にも挑戦」するようにと促してくれるので、学習の動機づけにもなります。
さらに「ナゾトキ」に正解すると「ひらめきポイント」がたまるというお楽しみもあります。集めたポイントを「おうえんキャラ」などのデジタルコンテンツと交換したり、オリジナルプレゼントをもらったりすることができます。
会費の比較
Z会小学生コースと名探偵コナンゼミの会費を比較してみましょう。両者とも学年が上がるごとに会費がアップします。
例として小1コースを見てみます。共に最もお安くなる年払いの場合で比較します。
【Z会小学1年生】(税込/年払いの場合)
タブレットコース:3,570円/月
紙教材コース: 4,505円~/月
【名探偵コナンゼミ小学1年生】(税込/年払いの場合)
名探偵コナンゼミ・ナゾトキなし:2,429円/月
名探偵コナンゼミ・ナゾトキつき:2,886円/月
名探偵コナンゼミ・ナゾトキのみ:457円/月
受講費は名探偵コナンゼミの方が断然お安いですね!
コスパ的には:名探偵コナンゼミ>Z会
名探偵コナンゼミとZ会の比較まとめ
名探偵コナンゼミ(旧まなびwith)とZ会を比較すると、次のようなことが言えるのではないでしょうか。
思考力:名探偵コナンゼミ≒Z会
国語の難易度:名探偵コナンゼミ≦~<Z会
算数の難易度:名探偵コナンゼミ<Z会
作文:名探偵コナンゼミ>Z会
プログラミング学習:名探偵コナンゼミ<Z会
英語:名探偵コナンゼミ≒Z会
理社:名探偵コナンゼミ<Z会
受験対策:名探偵コナンゼミ<Z会
通信添削:名探偵コナンゼミ<Z会
お楽しみ:名探偵コナンゼミ>Z会
コスパ:名探偵コナンゼミ>Z会
とはいえ、受け止め方は人によって異なるでしょう。ご関心のある方は、Z会の無料お試し教材を取り寄せたり、名探偵コナンゼミのテキストを公式サイトでチェックして、ご自分の目で確かめてみてくださいね! お子さんの反応もご確認ください!
なお、両者とも1ヵ月からの受講が可能です。
選択に迷った場合、取りあえず片方を1ヵ月試してみて、気に入らなかったら他方の教材に乗り換えるというのもアリだと思います。