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【フォニックスDVD・CD付絵本】子ども英語おすすめ教材

英語

フォニックスで英語が読める!

お子さんに幼いうちから英語に親しんでもらいたいとお考えのご家庭は多いことと思います。特に2020年の英語教育改革で小学校での英語が必修化になることからも、早期英語教育の必要性や関心はますます高まっていくことでしょう。

我が家では、息子が幼い時から英語絵本の読み聞かせをよくしたものでした。それによって、息子は自然に3歳から一人で英語を読むようになりました。

3歳の息子がフォニックス&ライム絵本で英語が読めるようになった話
私は息子が幼い頃から英語絵本の読み聞かせをしました。欧米の子ども向けに、フォニックスやライム(韻)で英語が読めるようになるよう作られた絵本です。その結果息子は3歳で英語絵本の音読ができるようになりました。フォニックス絵本の読み聞かせはおすすめです。

文字の読み書きに関して、英語と日本語には決定的な違いがあります。日本語は、ひらがながすべて読めれば、ひらがなで書かれた絵本など、子どもは一人で読むことができます。ひらがながすべて書ければ、一人で文章を書くこともできます。

しかし英語は、アルファベットの各文字の読み書きができても、それだけでは文を読んだり書いたりすることにつながりません。例えばアルファベットのAとBは、単語に使われた時は、「エィ」「ビー」ではなく、「ア」「ブ」と発音されるからです。

そのような文字と発音の結びつきのルールを「フォニックス」といいます。フォニックスを知らないで英単語を読むのは難しいです! フォニックスに馴染んでいると、子どもは初めて見る単語でも発音できるようになります。フォニックスを知っていれば、英単語のスペルもスムーズに覚えることができるようになります。

公立中学校では、教員にもよりますが、フォニックスを教えません。フォニックスを指導されていないのに、どうやって英単語のスペルを覚えろというのでしょう?! 極端に英語が苦手な中学生が多いのもうなずけます。2020年の英語教育改革でフォニックスがどういう扱いを受けるのか、フォニックスを知らないまま中学、高校へと進んでしまうのか、心配なところです。

フォニックスのルールは?

英語の読み書きのための最強なツールであるフォニックス。ルールはそう多くはありません。
(読み方は便宜上カタカナで書きますが、実際は英語らしく発音する必要があります。)
1.アルファベット26文字それぞれに1つの音がある。
(例:aは「ア」、bは「ブ」)
2.最後にeがつくと最初の母音がABC読みになる。
(例:mat「マット」にeをつけたmateは、aを「エィ」と読み「メィト」となる)
3.2つの子音字が新しい音を作る。
(例:chは「チ」、phは「フ」)
4.2つの母音字が新しい音を作る。
(例:ou, owは「アウ」、ooは「ウー」または「ウッ」)
5.2つの子音字が連続し、混ざり合った音になる。
(例:grは「グルッ」、skは「スクッ」)
6.母音にrがつくと新しい音になる。
(例:arは「アー」、orは「オー」)

フォニックスを覚える前の準備

フォニックスの基本は、上記のルール1の「アルファベット26文字それぞれに1つの音がある」ことです。ですからフォニックス学習に入る前に、アルファベット26文字の大文字、小文字を読めるようにしておく必要があります。
実は息子が幼い時に、七田式の本の中で「アルファベットの読み方(エィ、ビー、シー)は先に教えない方がよい」ということを読みました。そこで息子には、アルファベットをあえて教えないで、英語の絵本の読み聞かせをしました。
後述しますが、フォニックスで子どもが英語を読めるようになることを意図した絵本を、たくさん読んだものでした。すると息子は文字への関心が強かったようで、アルファベットは教えられていなくても、絵本を通じて、3歳から自然に英語が読めるようになっていきました。絵本を通して、どの文字がどういう音を作るかを、勝手に覚えていってくれたのです。
しかし3歳下の娘は、そううまくいきませんでした。娘にもあえてアルファベットは教えない方法をとったのですが、今から思うに、それが失敗の原因だったように感じます。フォニックスの基本である「アルファベット26文字それぞれにつき、1つの音を覚える」ことを飛ばして先へと進んでしまったので、娘にはハードルが高すぎたのだと反省しています。
そこでおすすめしたいのは、まずはアルファベットの大文字、小文字を読めるようにすることです。
そのためには、例えばアルファベットのポスターを部屋に貼ると良いと思います。
こういうポスターを貼って、各アルファベットを読めるようにしておくことに加えて、それぞれの文字で始まる英単語を覚えさせることをおすすめします。英単語といってもイラストつきですし、すでに馴染みのある語が多いですから、そう難しくはありません。各文字で始まる英単語が分かれば、その文字がどういう音を作るかという、フォニックスの最初のルールを身に付けることになります。
また、フォニックスの全ルールがポスターになっているものもあります。細かいので幼児には不向きかもしれませんが、小学生~中学生にはおすすめです。
みいちゃんママの大きなフォニックスルール表

フォニックスを楽しく覚えるためのDVD

幼児や小学生がフォニックスを覚えるには、楽しいのが一番です。「勉強」という気にさせずにフォニックスを覚えられる、おすすめDVDを紹介します。
幼児英語 DVDでフォニックス
「幼児英語 DVDでフォニックス」4巻は、歌やチャンツ、振り付けを通して、フォニックスのルールを分かりやすく楽しく解説してくれます。
日本に本格的フォニックス教育を導入した、松香洋子さん監修です。長年の指導実践に基づいて、日本人が効率よく学習できるように作られたフォニックス教材です。フォニックスの全ルールを完全網羅して、これだけ丁寧に子ども向けに説明しているDVDは他にないと思います。安心して取り組むことができる、おすすめDVDです。
Rock N Learn: Phonics Volume 1
アニメのキャラクターがギターを弾きながらかっこよくフォニックスを教えてくれるDVDです。
幼児っぽさがないので、小学生にもウケが良さそうです。
Rock N Learn サンプル動画
輸入品ですので全部英語です。画像を見てポイントは理解できると思いますが、お子さんに「何て言っているの?」と問われて困りそうかどうかは、サンプル動画で確認してください。
リープフロッグ Leap Frog Letter Factory 第1作目
楽しいアニメで歌に合わせてフォニックスを教えてくれるDVDです。
リープフロッグサンプル動画
輸入品ですのですべて英語です。見ている分には楽しいので子どもの喰い付きがよさそうです。ポイントとなる、どの文字がどの音をつくるかを、歌で繰り返し唱えてくれます。けれども、例えば C だったら「クッ」という音を作るのは音声で分かりますが、「”cold” という単語で使われている」という肝心な部分まで理解するには、親御さんの解説が必要だと思います。サンプル動画で確認してください。

フォニックスで読むCDつき英語絵本

アメリカには、フォニックスを使って子どもが単語や文を読めることを目的に創られた、楽しい英語絵本がたくさんあります。Dr.Seuss(ドクター・スース)のシリーズが有名で、我が家も大変お世話になりました。
ドクター・スースの英語絵本は、フォニックスとライミング(ライム・韻を踏むこと)で、子どもが一人で英単語や文章を読めるように、言葉が巧みに選ばれています。ナンセンスな文章も多くあるのですが、それがまた楽しい! しかも絵がユニークで、うちの子ども達は大好きでした。
英語が苦手な親御さんでも利用できるように、ドクター・スース作品の中でもCD付きで市販されている、おすすめ英語絵本を紹介します。
Hop on Pop
フォニックス絵本の最初は、絶対これがおすすめです! 1ページ当たりの語数が少なくシンプルなので、導入としてぴったりです。
フォニックスとライムでどうやって子どもが英語を一人で読めるようになるのでしょう。それを分かっていただくために中身を一部お見せしますね。
Cup on Pup フォニックス
cup, pupなどの3文字単語はフォニックスルールを覚えていくための基本です。初めは親御さんやCDの音声の読み聞かせを通じて、次第に自分自身で発音して、C, U, Pの各文字の音を覚えていきます。
前置詞 inや onの意味をイラストで理解できるのもいいですね。
Mouse on House フォニックス
mouse が読めれば、最初の一文字を変えるだけで house も読めます。そうやって子どもは自力で単語の読みを覚えていきます。右ページの House on mouse はナンセンスですね。でもこれが子どもには楽しいのです。
Dad had a bad day フォニックス
sad の最初の文字を変えるだけで、dad, bad, had と、他に3単語も読めてしまいます。これなら子どもがたちまち音読できるようになりそうです。
Hop on Popフォニックス
タイトルのHop on Pop はこのページから来ています。
hop の h を p に変えれば pop が、t に変えれば top が、st に変えれば stop が読めてしまいます。そうやって子どもが単語を読む力は、自然にどんどん広がっていきます。
like to~、must notは中学2年生が習う文法ですが、日常会話では頻出の表現です。絵本を通していろいろな表現に触れられるのも良いですね。
The Cat in the Hat
ドクター・スースの代表作です。
タイトルを見ただけで、cat と hat が韻を踏んでいること(ライミング)が分かりますね。
Hop on Pop と同様にフォニックスとライミングで子どもが文章を読めるように構成されていますが、1ページ当たりの英文の量がぐんと増えます。読み聞かせをする親にもちょっとエネルギーが必要な1冊です。
Green Eggs and Ham
Sam という名の “Sam-I-am”が、主人公に「緑の卵とハム」という変わった料理をしつこくしつこく勧めて、最後に主人公があきらめて一口食べてみたらおいしかったというお話です。
ham, Sam, am が韻を踏んでいることからも分かるように、やはりライミング満載のリズミカルな文章です。まずは親御さんがページをめくりながら読み聞かせをするか、CDを流してあげてください。繰り返していくうちに、次第にお子さんは一人で音読ができるようになります。
Fox in Socks
靴下をはいたキツネFox in socksが、Mr.Knoxに早口言葉ゲームを仕掛けるというお話です。ナンセンスだが楽しい言葉の羅列を聞いて、そして声に出して、楽しむ絵本です。
One Fish Two Fish, Red Fish, Blue Fish
こちらもフォニックスとライミングで沢山の言葉の読み方を覚えるように工夫されています。
数字、色、対になる形容詞(new/old, sad/glad, thin/fat, fast/slow, high/lowなど)も覚えられる、おすすめの英語絵本です。

楽天ABCマウス(オンライン通信学習)にも、フォニックスやライミングを使った英語絵本が豊富にあります。

フォニックスまとめ

フォニックスのルールを覚えて英語を一人でも読めるようになると、子どもの英語力はぐんとアップします。子ども向けDVDやCDなどで英語を耳にする機会は大切ですが、音と文字をリンクさせることで、語彙や表現がより定着します。

楽しいフォニックスDVDや英語絵本で、お子さんの英語を読む力も伸ばしてあげられるよう、サポートしてみてはいかがでしょうか。フォニックス学習、おすすめします!

著者情報
菜の花子
菜の花子

元中学校英語教師で現在プロ家庭教師。児童英会話教室講師の経験もあり。家庭では、我が子がお腹にいる時から英語で語りかけ、おうち英語を実践。その結果、もう成人している我が子はネイティブスピーカーとまあまあ充分に英語でコミュニケーションをとれるほどに。自分の経験から、英語力を伸ばすには家庭での働きかけがいかに重要かが分かっているので、親御さんが取り入れられそうな様々な教材を自分で試し、精査中。

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