
お子さんの学力を伸ばすために朝日小学生新聞はおすすめです!この記事では、朝日小学生新聞を精査した私が、誌面の特徴や他のこども新聞との比較を口コミしていきます。
朝日小学生新聞とは?
朝日小学生新聞は、文字通り、小学生に的を絞った新聞です。発行しているのは朝日学生新聞社。あの、大人向け朝日新聞社のグループ企業です。小学生向けに加えて、中高生向け 朝日中高生新聞 も発行していています。つまり朝日学生新聞社は、小学生~中高生の教育に注力して、日々紙面を作り上げているということですね。
朝日小学生新聞は、大人向けの新聞と同様、毎日発行されます(月1回休刊日あり)。大きさも大人の新聞と同じです。小学生のうちに新聞を毎日読む習慣をつけさせてあげられたら、親としては最高に嬉しいですよね!

「毎日だと読まずにたまってしまうかも?」と心配なご家庭もあることでしょう。後述しますが、朝日小学生新聞には小学生が読みたくなる工夫がたくさんあります。
また、漢字はふりがながつきなので、低学年のお子さんでも読むことができます。
その時々のニュースや社会問題はもちろんのこと、科学や地理や歴史に関する話題も豊富なので、小学4~6年生はより楽しめることでしょう。

また、時事ニュースとその解説に絶えず触れることになるので、中学受験の教材としても有益です。中学受験の問題文に、朝日小学生新聞の記事が使われることもあるほどです!
朝日小学生新聞はおすすめか口コミ

朝日小学生新聞はおすすめでしょうか?小学生が読んでくれそうでしょうか?新聞の特徴を口コミしますね。
読みやすい
こども新聞は小学生の読解力を伸ばすのに役立つので、お子さんに何とかして読むようになってほしいですよね。一番の問題は「実際に読んでくれるかどうか?」ということでしょう。
新聞というと、ちょっと難しいイメージがありますね。でも朝日小学生の紙面を見ると、きっと驚くと思います。なぜなら、画像やマンガやイラストがいっぱい! 読むことへのハードルをぐっと下げて、小学生が読みやすいように巧みに作られているからです。

また内容も多岐に渡っています。時事ニュースはもちろんのこと、文化・生活・科学・地理・歴史・スポーツ・マンガ・小説などなど、実に幅広い! 普段なかなか本を読んでくれない小学生でも、自分の興味・関心に合わせてスッと入っていけるように工夫されています。
読者参加型
朝日小学生新聞には、小学生が「参加」できる機会が豊富にあります。どれほど参加機会があるかは、「朝小ガイド1週間」を見るとよくわかります。ここには曜日毎のコンテンツが記されているのですが、「参」(読者参加)マークがあちこちに付されています。


読者参加のコーナーでは、記事に応答して質問を送ったり、作品を作ったり、コンクールに応募したりすることができるようになっています。これらをきっかけに、新聞に「ハマって」くれるかもしれません。
また朝日小学生新聞を購読すると、希望者は登録するだけで、だれでも「朝小リポーター」になることができます。朝小リポーターとして、取材に参加したり、有名人にインタビューしたり、人気テレビ番組の収録に参加したりと、貴重な体験ができるようになっています。

朝小リポーターとして、自分の文章が誌面に掲載されることもあります。小学生にとって誇らしい、よい体験になるはずです。

桃太郎電鉄とコラボ
朝日小学生新聞は、小学生に人気の「桃太郎電鉄」とコラボもしています。「桃太郎電鉄と47都道府県の旅」が毎週日曜日に連載されています。
「桃太郎電鉄と47都道府県の旅」では、毎週1つずつ都道府県を回ります。そして各地の名所や名物を、桃太郎電鉄のキャラクター達と学べるようになっているのです。しかも4コマまんが付き!楽しく学べそうです。

小学校では4年生で地理の学習が始まります。ですから特に4年生のお子さんには、桃太郎電鉄のコーナーはおすすめです。また学年を問わず、お子さんが地理好きになるきっかけになるかもしれません。各地の特徴を学べるので、中学受験勉強にも役立ちます。
さかなクンとコラボ
朝日小学生新聞には「おしえて さかなクン」が毎週土曜日に連載されています。さかなクンが魚の生態をイラスト付きで解説してくれます。この連載は、お子さんを理科好き、生物好きにしてくれるかもしれません。
過去には新聞紙面を使ってさかなクンと同じ「ハコフグ帽子」を作るという企画も!とても好評だったようです。

中学受験に強い
朝日小学生新聞は、中学受験に強いことでも知られています。
まず、中学受験には時事問題が頻出です。そして時事問題に備えるには、国内外で起こった出来事を覚えるだけでなく、その背景や意義なども知っておく必要があります。
朝日小学生新聞では、たとえば「ニュースあれこれ」で時事ニュースを分かりやすく解説してくれています。語句の説明もあります。中学受験生の強い味方になりそうです。

また、新聞を読むこと自体が学力の土台とも言える読解力を伸ばすことにつながります。語彙が増え、表現力も伸びるでしょう。中学受験のよい備えになるはずです。
「天声こども語」あり!
大人用「朝日新聞」の「天声人語」について知らない方はほとんどいないのではないでしょうか。朝日小学生新聞にも、その小学生版の「天声こども語」が連載されています。様々なテーマで小学生向けに分かりやすく書かれています。

「天声こども語」は読むだけでも有益ですが、プラスアルファの使い方もあります。
「天声人語」は、大学受験生などによる書き写しや要約文作成の教材となっていますね。「天声こども語」も、同様の使い方をすることができるのです。書き写しは、漢字の習得や語彙力アップにつながるでしょう。また要約文を書いてみることは、読解力や思考力や表現力を伸ばす効果があるはずです。

朝日小学生新聞にはいろいろな強みがあります。読解力・思考力・表現力アップのため、また中学受験対策として、小学生に非常におすすめです!
朝日小学生新聞を習慣化するには?

上で紹介してきたように、朝日小学生新聞は小学生が読みやすいよう、うまく作られています。とは言うものの、本当に続くかどうか心配なご家庭も多いかと思います。

こども新聞に関心はあるが、習慣化させられるか自信がないご家庭のために、ここでちょっとアドバイス!
朝日小学生新聞は内容が多岐にわたります。そこで、全部読ませようと気負わないで、まずは「興味をもった記事だけ読めば十分」ととらえて、取り組み始めてはいかがでしょうか。無理強いされず、興味や好奇心のままに読むことで、「もっと読みたい、また読みたい」という気持ちも生まれてくることでしょう。
また、朝日小学生新聞は、大人が読んでもおもしろいコンテンツがたくさんあります。お子さんの隣で新聞を広げて、「へ~、なるほど…」と楽しんでみてはいかがでしょう。絵本を読み聞かせする感覚で、親子で一緒に読むのもよいでしょう。親御さんの働きかけ次第で、「新聞はおもしろい」というイメージを、うまく植え付けられるかと思います。
朝日小学生新聞を他のこども新聞と比較

こども新聞は他にもあります。ここで、朝日小学生新聞を他のこども新聞と比較しておきましょう。
公式サイト | 月額 | 頻度 | ページ | 大きさ |
---|---|---|---|---|
朝日小学生新聞 | 2100円 | 毎日 | 8 | ブランケット |
毎日小学生新聞 | 1750円 | 毎日 | 8 | タブロイド |
読売KODOMO新聞 | 550円 | 週1 | 20 | タブロイド |
値段は、朝日小学生新聞が一番高いですね。けれども、それには理由があります。
他社はタブロイド判なのに対し、朝日小学生新聞は大人の新聞と同じブランケット版です。タブロイド判は 406mm × 272m。それに対しブランケット版は 545mm×406mmですから、約2倍の大きさです。つまり毎日発行される点では共通する「毎日小学生新聞」と比較すると、朝日小学生新聞はおよそ2倍の情報量ということができます。
一方、「読売KODOMO新聞」はお安いのに魅かれますね。ただし発行は週1回(木曜日)です。「新聞を毎日読む」ことを習慣づけたいご家庭には、朝日小学生新聞の方がおすすめだと言えそうです。
朝日小学生新聞の解約方法を口コミ


安心して購読を始められるように、解約方法も知っておきましょう。
朝日小学生新聞は、Webで申込み(クレジット毎月払い)をして購読を開始すると、解約もWeb上で簡単に行えるのでおすすめです。
購読月数の縛りはありません(申込時に「6ヵ月以上の購読」を選択した場合を除く)。ですから安心して始めることができます。ですが、解約申込の締め日に注意が必要です。
解約の締め日は毎月5日です。例えば 10月5日までにWeb上で解約手続きを完了すると、新聞は10月末日まで配達され、10月末日をもって解約成立となります。日割り計算はされないので、10月分の料金は1ヵ月分かかります。
解約締め日である毎月5日を過ぎて手続きをした場合は、その翌月末まで配達が継続されます。例えば 10月6日にWeb上で解約手続きをした場合は、11月末日まで新聞のお届けがあります。10月~11月の2ヵ月分の購読料を支払うことになるので、注意しましょう。
朝日小学生新聞がおすすめな家庭は?

朝日小学生新聞について、まとめておきましょう。
朝日小学生新聞の強みや、他のこども新聞との比較について口コミしてきました。まとめると、朝日小学生新聞は次のようなご家庭におすすめです。
朝日小学生新聞は読みやすいです。低学年のお子さんでも読めます。また、桃太郎電鉄やさかなクンとのコラボなど、他のこども新聞にはない魅力もあります。中学受験に強い点にも注目したいです。
お子さんが読み続けてくれるかどうかが気になるでしょうが、解約は簡単なので安心です。「善は急げ!」でまずは始めてみてはいかがでしょうか。

元中学校教師で現在プロ家庭教師。家庭教師という職業柄、ご家庭からお子さんの家庭学習について相談を受けることが多い。そこで、様々な教材を実際に手にして精査し、ご家庭にアドバイス。その教材研究や経験に基づいて、この記事を執筆しました。
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