2017年05月18日

立体パズル【紙の家ヌリー(NULLIE)】は本当に知育玩具か??

先日テレビを見ていた時のこと。
日本テレビ「スクール革命」に、「大人でも楽しめるおもちゃ」として【紙の家ヌリ―(Nullie)】なるものが紹介されていました。ジャニーズHey! Say! JUMPの知念侑李君や山田涼介君も、その「紙の家」の中に入って楽しそうにしていました。


紙の家ヌリ―(Nullie)】は「知育玩具」なんだそう。
「知育玩具」と聞けば、私が調べないわけにはいきません。
そこでネットでちょっと検索したところ、目に飛び込んできた文字は、【本格知育玩具】とか【日本初の知育玩具】!

【本格】知育玩具はまだしも、【日本初の】はありえないでしょ!!

と、ムラムラ懐疑心が湧いてきて、【紙の家ヌリ―(Nullie)】について、本当に子供の脳を育てられる知育玩具なのか、調べてみました。

紙の家ヌリーとは?

1. 紙製のパーツを親子で組み立てて、紙の家を作る
     ↓
2. 組み立てられた紙の家に、子供が塗り絵をする
     ↓
3. 色を塗って完成した紙の家で、自由に遊ぶ

というもの。

1. 紙製のパーツを親子で組み立てて、紙の家を作る

なるほど、完成品を子供に与えるのではなくて、まず、「親子で」組み立てるところから始めるのですね。
お金を出せば、子供が飛びつきそうな、キャラクターものだったり、カラフルで豪華だったりするおもちゃはいくらでもあります。そしてお母さんは毎日忙しいので、子供がおもちゃで一人で遊んでくれている間に、ご飯を作ったりお掃除をしたりと、時間をやりくりするわけです。

そんな子守をしてくれるおもちゃは、誰にとってもありがたいですよね。
けれども【紙の家ヌリ―(Nullie)】は、あえて「親子で」作業して、いわば「立体パズル」を組み立てるところからスタートします。

私は、この「親子で」というところに【紙の家ヌリ―(Nullie)】の魅力を感じました。
幼い子が育っていく中で、親子のコミュニケーションはとても大切です。生活の中で親から豊かな語りかけを受けないと、子供の言葉が育ちません。さらに深刻なのは、親からの働きかけが希薄だと、子供は「愛されている」感覚を持たずに育ってしまいます。

中学校で教師として勤務していた時、親からの愛情を感じないまま成長してしまったと思われる生徒をたくさん見ました。例えば、幼い時から母子家庭で、忙しい母親にかまってもらえず、祖母の家にしょっちゅう預けられて育った生徒。そういう子の中には心の拠り所がなく、自己肯定感が低く、自分に自信が持てない子がいます。その結果、学校でも不安そうにしていたり、友達と関われなかったり、学業不振(いわゆる落ちこぼれ)になってしまったりします。

一方、生まれた時から愛情たっぷりに育てられて、親子関係が良好な生徒は、自分に自信があり、友人関係も良好で、勉強や部活動に積極的に取り組む傾向が見られます。
幼い時に親がどのように子供と関わるかは、その後の学業や生活面に、多大な影響を与えるのです。

【紙の家ヌリ―(Nullie)】の公式サイトには、こうありました:

ご注意ください! Nullie(ヌリー)はこんな方には向いておりません。
 • 子供一人で遊ばせる知育玩具をお探しの方
 • 子供と一緒に組み立てる作業を面倒くさいと感じられる方
 • 手軽にすぐに遊ばせられる知育玩具をお探しの方


【紙の家ヌリ―(Nullie)】は、子供と会話のやりとりを楽しみながら、時間をかけて一緒に「立体パズル」の家を組み立てることで、親子のコミュニケーションが図られることを狙っています。「お母さんと一緒に作った」「お父さんが作るのを手伝ってくれた」という体験によって、子供の内面に愛情が刻まれることにつながるわけです。

2. 組み立てられた紙の家に、子供が塗り絵をする。

「家に塗り絵」というのは、画期的なアイデアですね。
子供は自分の書いた絵を親に見せたいから壁に落書きをするのだそうです。「見てもらいたい」という子供の欲求をうまくかなえてくれるのが、この知育玩具ということですね。

壁に落書きといえば、あることを思い出しました。

以前、東京都青山に「子どもの城」という、大型の児童センターがありました。エントランス前に立っている、岡本太郎さん作「こどもの樹」の像が印象的な施設だったのですが、数年前に閉館になってしまいました。室内アスレチック、体育室、音楽スタジオ、プレイルーム、プールなど、子供が遊びながら学べる充実した施設で、私の子供達も、幼い頃から小学校高学年頃まで、何度もお世話になりました。

「子どもの城」の中で、とりわけうちの子達のお気に入りだったのは、「造形スタジオ」でした。白い大きな壁に、子供が自由に絵の具で「落書き」ができるようになっていたのです。壁に落書きなんて、しかも絵の具で描くなんて、他では絶対経験できませんから、子供達は大喜び!思い思いの「作品」を次々に仕上げて、誇らしげに私に見せてくれたのを覚えています。あれも、見てくれる人がいるから、描くのが楽しかったのでしょうね。絵を見せることが、私とのコミュニケーションの1つであったわけですね。

ヌリ―(Nullie)の紙の家に、他ではできない「壁へのぬり絵」等の作業をすることで、子供の脳が活性化すると、【紙の家ヌリ―(Nullie)】の公式サイトに説明がありました。それによれば、Nullie (ヌリー)で遊ぶことで、脳の4つの部分が次のように活性化するそうです:

 • 前頭葉⇒色を塗る場所や順番を考える
 • 頭頂葉⇒塗り絵の構図を確認する時に働く
 • 側頭葉⇒模様や影、色といった過去の経験や記憶を思い出す
 • 後頭葉⇒下絵を正確に読み取る時に使われる

なるほど、脳科学的にも、Nullie(ヌリー)の知育玩具としての効果が認められそうです。

また、色を塗る時はもちろんのこと、その前の組み立て作業にも指先を使うので、子供の指先のトレーニングにもなるとのこと。さらに、平面から立体を組み立てる「立体パズル」に取り組むことで想像力が刺激され、ぬり絵を通して色彩感覚デザインセンスといった、表現力を伸ばすことにもつながるのだそう。

3. 色を塗って完成した紙の家で、自由に遊ぶ。

【紙の家ヌリ―(Nullie)】が完成したら、おままごとの道具として遊ぶことができます。
英語で「ままごと遊び」のことを “play house” といいます。
自分が作った家で遊ぶとは、まさに play house ですね!

ままごと遊びの大切さを疑問に思う人はいないでしょう。
例えば、ままごとには言葉のやりとりが必要です。ままごとを通して、幼児の言葉は発達します。また、いろんな役を演じたり、相手の気持ちを推し量ることで、想像力を育てることにもなります。さらに、ままごと遊びをしながら、親子のコミュニケーションも進みますね。

「立体パズル」に色を塗って完成した【紙の家ヌリ―(Nullie)】で play house することで、子供の脳はさらに刺激を受けるわけです。

まとめ

【紙の家ヌリ―(Nullie)】を「日本初の」知育玩具と呼ぶ根拠は見つけられませんでした。ちょっと考えただけでも、昔から「あやとり」とか「折り紙」とか、立派な知育玩具が日本にはありますもの。しかしながら、日本初とは言えないものの、確かに優れた、本格的な知育玩具であると思います。知育玩具と呼ぶことに初めは疑問を感じた私でしたが、親が積極的に関わり、子供と一緒に遊びながら作業をするということを条件として、子供の脳の発育に非常に効果的であると分かりました。

さらに【紙の家ヌリ―(Nullie)】の良さを感じたのは、ヌリ―を開発したという育児中のシングルマザーの方の話し。開発者は、母親目線ならではの、安全面、環境面にもこだわっています。そして本当に子供の知能発達に優れていて、親子で過ごす時間の質も高められる知育玩具となることをめざして、開発されたおもちゃが「立体パズル」ヌリ―だと分かりました。

なお、【紙の家ヌリ―(Nullie)】には、サイズやデザインが異なる4種類があり、お好みで選べます:

 1.小さめの 「リトルハウス」
 2.3人以上で遊ぶには 「ラージハウス」
 3.パーティにもおススメ 「キャッスル」

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posted by 菜の花子 at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 造形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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